会社にはいって、配属された部署の仕事をしているけれど、もっと違うこともやってみたい。
起業も視野にいれて、違う分野の仕事にも取り組んでみたい。
会社から仕事の制限をかけられるのが嫌で、フリーランスになったという方がいました。
でも正社員のままで新しいチャレンジができるなら、そのほうがうれしくないですか?
正社員として働きつつ、自分の可能性にもチャレンジできる働き方ができる会社を探してみました。
フリーランスと兼任OKの会社
副業とは違い、フリーランスや起業しているのに入社することができる仕組みを用意している会社があります。
株式会社LiB(リブ)の話題の取組み
キャリア女性のための会員制転職サービスを運営する株式会社LiB(リブ)が始めたのが、「メンバーシップオプション」という制度です。
現在他社の社員や企業経営者、海外居住者など他の仕事を持ちながらもスタートアップ企業へのチャレンジを可能とし、さらには社員同等に挑戦の対価・権利であるストックオプションや福利厚生、研修などの成長期会なども享受できる新しい「複業」人事制度「LiBメンバーシップオプション」を新設しました。
ストップオプションや、健康保険などの福利厚生も受けられるのが、すごいなと思います。
この制度を作った理由は、優秀な人材の確保。
最初の利用者となった井村圭介さんに、Libで働いてもらうために考え出されたそうです。
Lib代表の松本さんから声がかかった当時、井村さんは自身の会社の立ち上げの他に、シンガポールに滞在し新規事業の立ち上げを行っていたそうです。
そんな井村さんに、自身の会社を辞めずにLibで働いてもらうためにはと考え出されたのが、この制度です。
2015年10月の段階でエンジニアを中心に8名の方が、2016年には灰色ハイジさんもこの制度を利用して入社されています。
■井村圭介さん 略歴
1987年生まれ、武蔵野美術大学造形学部卒業。Web制作会社に勤務の後、フリーランスを経てファンタラクティブ株式会社を設立、同社代表取締役CEOに就任。「美的.com」のスマートフォンサイトや「メガネスーパー」のサイトリニューアルなどを手掛ける。使いやすいプロダクトとしてのWebデザインを得意とし、CMSを使ったバックエンドの構築も含めたデザイン設計を行う。
シンガポールに滞在し2社のシード期のスタートアップ立ち上げに参加、帰国後株式会社LiBのチーフデザイナーとして参画。WordPressを通じて出会ったオープンソースの文化に興味を持ち、コミュニティの運営にも積極的に参加。■灰色ハイジさん 略歴
1986 年 新潟県生まれ。京都造形芸術大学卒業。博報堂アイ・スタジオで Web デザイナー経験後、クリエイテ ィブエージェンシーSIX でプランナーに転身。デジタル施策の企画を中心に、デザインなどを手がける。主な仕事に 祭 with android、Amazarashi のMV 内のUI デザインなど。不定期に日テレSENSORS でインタビュアーなども務める。 2015 年に独立。
でもフリーランスや、自身の会社との兼業は可能なの?
具体的には、どう働いているんだろうと不思議ですよね。
井村さんも灰色ハイジさんも週4日LiBで仕事をするという契約で、その他の日で自身の仕事を進めているそうです。
でも、実質1日で他の仕事もできるの?と思いますよね。
LiBへの出勤日でも数時間抜けて自分の仕事をして、また戻ってきて仕事をするということも、やはりあるようです。
社員の方もこの制度への理解があるので、中抜けする場合も「行ってらっしゃい」と快く送り出してもらえるそうです。
LiBの取組みは、まだまだ珍しいと思いますが、フリーランスという働き方が増えてきているので、他にも取り入れる会社が出てくるかもしれません。
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