プログラミングスクールに通い始めたのに挫折してしまった、という人。体験談を読んでいると、意外にいます。
せっかく通い始めたのに、挫折してしまったらお金も時間も無駄になってしまいますよね。
途中で挫折してしまった人の体験談から分かったことは、プログラミングスクールの選び方がやっぱり大切。
料金が安く、手軽に利用できるスクールを安易に選んでしまうと失敗してしまいます。
挫折しない、無駄にしないためのプログラミングスクールの選び方を紹介します。
挫折している人はどのくらい?
有料のプログラミングスクールに通っていた知り合いが、「最初の1ヶ月目で辞めてしまった人がいて、びっくりした」と話していたので、挫折してしまう人はいます。
公式なデータは見つからなかったのですが、
有料のプログラミングスクールで30%、無料のプログラミングスクールでは50%の人が挫折している
という説があります。
逆にいうと、有料のプログラミングスクールなら70%の人が最後まで受講できているということ。
70%の人が最後まで受講できるなら、自分も続けられる気がしませんか?
プログラミングスクールを挫折したのはなぜ?
せっかく通い始めたプログラミングスクールをやめてしまうのは何故でしょう?
挫折した人の体験談を読むと、次のような理由でやめている人が多かったです。
- 授業についていけなかった
- 勉強する時間がとれなかった
- 授業のレベルが低く、通うことが無駄に感じた
「通うことが無駄に感じた」というのは、何故でしょう?
プログラミングスクールに通う目的、求めるものがあいまいなままで選んでしまうと、授業に物足りなさや意味のなさを感じてしまうようです。
料金が安く手軽に利用できるプログラミングスクールを選んでしまいがちですが、自分が求めているものをしっかり考えて、それを満たせるプログラミングスクールを選ぶことが、挫折しない・無駄にしないコツです。
プログラミングスクールの選び方
目指すレベルのスキルが身につくカリキュラム?
「授業のレベルが低く、通うことが無駄に感じた」と挫折してしまうのは、独学で少し学んだ経験がある人や、安さを優先してプログラミングスクールを選んだ人が多いようでした。
料金が安く受講期間の短いプログラミングスクールは、基本的な文法(書き方やルール)と簡単な実習だけのカリキュラムになります。
プログラムの文法を覚える授業は、色々な例文を写すことが中心で、独学とたいして変わらないと感じる人が多いようです。
基本的な文法を覚えることは最低限必要なことですが、目指しているのはそこじゃないですよね?
本当はどんなレベルになりたいですか?
就職・転職のためにスキルをつけたいのなら、任された仕事のプログラムを自分で考えて作れるようになりたいのでは?
それなら、
- 与えられたテーマを自分で考えてプログラミングする実習がある
- 業務で使われているツールの使い方も学べる
- 実際の仕事と同じような開発方法(チーム開発など)を体験できる
例文を写すだけの授業よりスキルがつくし、自分で考えてプログラミングしたという自信もつきます。
授業だけでなく就職支援のサービスもあるプログラミングスクールなら、就職・転職という目的も叶えられやすくなりますね。
ある程度の基礎がありフリーランスを目指しているというなら、初心者向けではなく上級者向けのカリキュラムで、フリーランスとして仕事を得るための営業のコツなども教えてくれるプログラミングスクールがいいでしょう。
プログラミングスクール(コース)によって目指すレベルが違い、カリキュラムが違います。カリキュラムをよく確認して、自分が目指すレベルのスキルがつけられるスクールを選びましょう。
学びやすい受講スタイル?
「授業についていけなかった」「勉強する時間がとれなかった」と挫折してしまうのは、手軽さを優先してプログラミングスクールを選んだ人が多いようです。
プログラミングスクールの受講スタイルには、通学形式、オンライン形式、通学・オンライン併用があります。
手軽なのはオンライン形式。教室に通う手間がかからず、好きな時間に学べるので、仕事をしながらプログラミングを学びたいときにも利用しやすいですよね。
ですが、オンライン形式のプログラミングスクールには
- 分からないところが出てきたときに質問しにくい
- 学ぶことへのモチベーションが保ちにくい
といったデメリットもあります。
質問はしやすい?
プログラミングスクールを利用する一番のメリットは、分からないところを質問できること。
オンライン形式は自分の好きな時間に学べますが、質問に答えてもらえる時間には制限があるスクールが多いです。
例えば、『質問はチャットでの対応。対応時間は毎日15時~23時の間』や『質問には24時間以内に回答』というように。
タイミングによっては、すぐに答えてもらえず勉強が進まないこともあるでしょう。
また、分からないことを文字で質問するのは意外に大変です。
通学形式なら、うまく言葉にできないことも画面を見ながら話せるので聞きやすいです。
- 分からないときにすぐに答えてもらえる(自分が勉強する時間と、スクールの対応時間が合っている)
- エラーなどが出て動かないときに実際のコードを見ながら教えてもらえる
など、自分が質問しやすい環境が用意されているプログラミングスクールを選ぶようにしましょう。
モチベーションを保てる?
通学形式を選んだ理由を聞くとよく返ってくる答えが、「家だと誘惑にまけて勉強が進まないから」
最初の頃はモチベーションが高いので、テレビの誘惑や多少の疲れにも負けずに勉強できますが、そのうち「この番組だけ見てから」「疲れているから明日」となってしまいがちです。
通学形式だと、仲間もできて続けやすいというメリットもあります。
モチベーションが保ちやすい環境(受講スタイル)のプログラミングスクールを選ぶことも、挫折しないコツです。
まとめ
次のようなことが原因で、プログラミングスクールを途中でやめてしまう人が多いようです。
- 授業のレベルが低かった(求めているレベルではなかった)
- 質問しにくく、モチベーションが保てなかった(続けにくい受講スタイルだった)
せっかく通い始めたのに途中でやめてしまっては、お金もそれまでの時間も無駄になってしまいますよね。
まずは自分が求めているものをしっかり考えてみましょう。
例えば、
- 講座終了した時点で、どんな自分になっていたいのか(プログラミングの出来、自信など)
- 何のためにプログラミングを学ぶのか(就職・転職のため、フリーランスになるためなど)
- 最後まで続けられる学習スタイル(通学、オンライン、通学・オンライン併用)
など
そのうえで、
- 目指すレベルのスキルがつけられるカリキュラム
- 講座以外でほしいサービス(就職支援や、フリーランス向け営業指導など)
- 続けられる学習スタイル
[参考]おすすめのプログラミングスクール
業界で初めて就職・転職保証を付けたプログラミングスクールです。30歳未満で講座終了後3ヶ月以内に就職できなかった場合は、授業料が全額返金されます。
他のプログラミングスクールの就職・転職保証期間は「6か月以内」が多い中、DMM WEBCAMPは「3ヶ月以内」で高い就職成功率なので、短期に就職が決まっているのだろうという印象です。
就職成功率は98%です!
(※2019年4月時点)
カリキュラムは実践的で充実した内容です。プログラミングの基礎を個別で学んだ後、チーム開発を行い、最後に個人開発を行います。チーム開発ではプログラミングだけでなく、自分たちで必要な機能を考え、設計も行うので幅広いスキルが身に付けられます。
プログラミングスクール コース名 | DMM WEBCAMP 短期集中コース |
受講スタイル | オンライン [質問可能時間:13時~22時※] ※基礎、チーム開発などフェーズにより異なる |
言語など | Ruby/Rails(Ruby on Rails) |
スクールの場所 | 東京(新宿)、大阪 |
公式サイト | 【DMMWEBCAMP】 |
詳細 DMM WEBCAMPの特徴・料金・転職支援の情報など詳しく解説
平日のコース(短期集中コース)だけでなく、夜間・土日コースもあるので、アルバイトなどを続けながらスキルをつけて就職したい方にも利用しやすいプログラミングスクールです。
短期集中コースは10週間(約2か月半)、夜間・土日コースは半年間の学習期間になります。
カリキュラムは実践を意識し、個人開発も用意されています。
就職支援では、個別の企業紹介の他に、TECH::EXPERTの運営会社が限定で開催する就活イベントにも参加できます。
就職成功率は98%以上
(※2019年1月時点)
プログラミングスクール コース名 | テックキャンプ(TECH CAMP) エンジニア転職(旧 TECH::EXPERT) |
受講スタイル | 通学・オンライン併用/オンライン完結(選択可能) [教室利用時間:平日10時~22時、休日11時~22時] ※受講スタイル(平日か、夜間土日)によって利用可能時間が変わります |
言語など | Ruby/Rails(Ruby on Rails) |
スクールの場所 | 東京(渋谷)、大阪、名古屋、福岡 |
公式サイト | テックキャンプ(エンジニア転職) |
詳細 エンジニア転職の特徴・料金・転職支援の情報など詳しく解説
無料のプログラミングスクールです。受講できるのは、東京の教室に通える29歳までの方です。
転職成功率は、96.2%
個別研修コース、平日5日コース、週3夜間コースの3つがあります。
学習期間は個別研修コースが40時間(約1ヶ月)、平日5日コースが420時間(約2か月半)、週3夜間コースが200時間(約2か月半)です。
カリキュラムには、チーム開発も含まれていて設計なども少し経験できるようです。
講座が目指すレベルが、「渡された仕様書に基づいてコードを書けること」なので、自分で考えてアプリを作れるようになりたい人には物足りないかもしれません。
途中退会してもペナルティはないので、安心して利用できます。
プログラミングスクール コース名 | プログラマカレッジ (平日5日コース、週3夜間コース) |
受講スタイル | 通学(個別・チーム学習) ※新型コロナウィルス対策としてオンライン実施中 |
言語など | PHP,Java |
スクールの場所 | 東京 |
公式サイト | 【完全無料プログラミング研修&就活塾】![]() |
詳細 プログラマカレッジの特徴・利用するメリットなど詳しく解説
オンライン形式のプログラミングスクールです。
今回は、Javaの言語を学ぶエンジニア転職保証コースを紹介しますが、この他にもPHP/Laravelコース、Webアプリケーションコース、iPhoneアプリコースなどプログラミングだけで19コースもあり、すべてのコースに転職サポートが付いています。(エンジニア転職保証コース以外は、転職保証はついていません。)
カリキュラムは、最初の6週間でJavaの基礎を学びながらWebアプリケーション開発、その後の4週間(7週~10週目)で最初に開発したWebアプリケーションの拡張機能を自分で考えて開発という流れになっています。
拡張機能学習の期間は、現役エンジニアのパーソナルメンターが1名つき、学習をサポートしてくれます。
質問はチャットでの対応になり、基礎学習期間は毎日15時~23時の間ですぐに、拡張機能学習の期間は24時間以内に回答になります。
チャットの対応時間を考えると、学習時間が夜が多いという方に向いているように思います。
就職支援には、求人紹介が含まれていませんが、TechAcademyが運営する「TechAcademyキャリア」という転職サポートに登録し、登録したスキルをみた企業担当者やコンサルタントと呼ばれる人からスカウトをもらうという形で求人の紹介があるようです。
プログラミングスクール コース名 | テックアカデミー(TechAcademy) エンジニア転職保証コース |
受講スタイル | オンライン [サポート時間:15時~23時] |
言語など | Java、AI(データ分析) |
スクールの場所 | (オンライン) |
公式サイト | TechAcademy |
詳細 エンジニア転職保証コースの特徴・料金・転職支援の情報など詳しく解説
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