オンライン完結型のプログラミングスクールで人気の「テックアカデミー(TechAcademy)」と「コードキャンプ(CodeCamp)」。
似ているところも多いので、「結局どっちがいいの?」と迷いますよね。
両校の違いを知るために詳しく比較しました。初心者の場合、転職を目指す場合などケース別におすすめを紹介しますね。
どちらを受講するのか決める参考にしてください。
テックアカデミー(TechAcademy)とコードキャンプ(CodeCamp)を比較(一覧表)
料金や学習スタイル・サービスなど基本的な項目を比較してみました。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
コース数 | 24コース | 8コース |
料金 | 174,900円(税込) | 198,000円(税込) |
受講期間 | 1ヶ月(4週間)~ | 2ヶ月(60日間)~ |
学習スタイル ・サポート体制 | オンライン完結、 自習形式(オンライン教材)、 マンツーマンレッスン(ビデオ通話授業)、 チャットサポート | オンライン完結、 自習形式(オンライン教材)、 マンツーマンレッスン(ビデオ通話授業) |
サポート時間 | 15時~23時(毎日) | 7時~23時40分(毎日) |
講師(メンター) | 現役エンジニア、 専任(パーソナルメンター制度) | 現役エンジニア、選択 |
転職支援 | あり | あり |
無料体験 | あり | あり |
比較してみると、次の点に違いがあることが分かります。
- コース数
- サポート体制・時間
- 講師(メンター)の体制
料金は、Webアプリケーションの知識が学べるコースの最短期間(プラン)の金額を記載しています。
テックアカデミーはWebアプリケーションコース 4週間プランの社会人料金、コードキャンプは入学金とRubyマスターコースの2ヶ月(60日間)プランの料金です。
テックアカデミーの料金のほうが安く見えますが、受講期間がテックキャンプと比べて約半分と短いです。
同じくらいの受講期間で比べてみると、コードキャンプのほうが少し安くなります。
テックアカデミー | コードキャンプ |
2ヶ月(8週間) | 2ヶ月(60日間) |
229,900円(税込) | 198,000円(税込) |
※申し込み前に必ず最新の料金を公式サイトで確認するようにしてください。
各スクールの特徴など詳しく知りたい方は、こちらも併せて読んでみてください。
詳細 テックアカデミー(TechAcademy)の特徴・料金・就職情報など詳しく解説
詳細 コードキャンプ(CodeCamp)の特徴・料金・就職情報など詳しく解説
テックアカデミー(TechAcademy)とコードキャンプ(CodeCamp)の比較結果(4つの違い)
テックアカデミーとコードキャンプの大きな違いは、次の4点です。
- コース数
- サポート体制・時間
- 講師(メンター)の体制
- 転職支援の内容
それぞれ詳しく解説していきますね。
違い1:コース数
コードキャンプと比べてテックアカデミーのほうが3倍近くコース数が多いです。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
コース数 | 24コース | 8コース |
コース数がこれだけ違うのは、
- テックアカデミーのほうが学べるプログラミング言語が多い
- テックアカデミーのコースは、学べるプログラミング言語が細かく分かれている
- コードキャンプは関連する言語をまとめて学ぶコース体系になっている
- コードキャンプは学びたい言語を自分で選べるコースがある
からです。
コースを具体的に比較してみましょう。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
どちらでも受けられる | Webアプリケーションコース(Ruby) PHP/Laravelコース Javaコース iPhoneアプリコース Androidアプリコース Webデザインコース TechAcademy Pro (エンジニア転職保証コース・Java) | Rubyマスターコース Webマスターコース(PHP) Javaマスターコース アプリマスターコース (Android・iPhone) デザインマスターコース CodeCampGATE (エンジニア転向コース・PHP) |
どちらかにしかない | フロントエンドコース(jQuery) Unityコース Pythonコース WordPressコース ブロックチェーンコース ※他12コース | プレミアムプラスコース プレミアムコース |
※コードキャンプのプレミアムプラス、プレミアムコースは、好きな言語を選らんで受けられるコースです。2つのコースの違いはレッスン回数に上限があるかどうかです。
Ruby、PHP、Java、iPhoneアプリなど人気のプログラミング言語は、テックアカデミーでもコードキャンプでも学べます。
テックアカデミーは学べるプログラミング言語も多く、学びたい言語をピンポイントで受けられるメリットがあります。
コードキャンプは学べるプログラミング言語はそれほど多くありませんが、色々な言語を1つのコースで学べるメリットがあります。
各コースの詳細は、公式サイトでご確認ください。
違い2:サポート体制・時間
サポート体制での一番の違いは、チャットサポートがあるかどうかです。
テックアカデミーのチャットサポートは、回数無制限で利用することができます。レッスンを待たずに分からないところを聞くことができ、追加料金などはかかりません。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
学習スタイル ・サポート体制 | オンライン完結、 自習形式(オンライン教材)、 マンツーマンレッスン(ビデオ通話授業)、 チャットサポート | オンライン完結、 自習形式(オンライン教材)、 マンツーマンレッスン(ビデオ通話授業) |
テックアカデミー、コードキャンプともにビデオ通話によるマンツーマンレッスンですが、受講の仕方が多少違います。
テックアカデミーは週2回、1回のレッスン時間は30分です。曜日・時間は固定ですが、都合が悪い場合は調整できます。
コードキャンプは都合のいい日時を都度予約します。1回のレッスン時間は40分です。
例えばRubyマスターコース2ヶ月プランなら20回のレッスン回数がついています。3日に1回受けられる回数です。足りなくなったら追加で購入できます。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
サポート時間 | 15時~23時(毎日) | 7時~23時40分(毎日) |
サポート時間はコードキャンプのほうが対応時間が長いですね。午前中にレッスンを受けたいという方はコードキャンプをお勧めします。
サポート体制はテックアカデミーのほうが充実していますが、利便性はコードキャンプのほうが高いと思います。
違い3:講師(メンター)の体制
テックアカデミーの講師も、コードキャンプの講師も、全員現役エンジニアです。
評判を調べてみると、どちらの講師の質もいいようです。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
講師(メンター) | 現役エンジニア、 専任(パーソナルメンター制度) | 現役エンジニア、選択 |
違いは、講師が自分専任か、そうではないかです。
テックアカデミーはパーソナルメンター制度というのがあり、専任の講師(メンター)が付き、受講期間を通して同じ講師にレッスンを受けることができます。
コードキャンプは、受講者が講師を毎回選ぶ仕組みです。プロフィールが公開されているので、自分に合いそうな講師を選んでレッスンを予約します。
毎回同じ講師を選べば、専任と同じ感覚でレッスンを受けることができます。
違い4:転職支援の内容
テックアカデミー、コードキャンプのどちらも、
- 受講者なら誰でも受けられる転職支援
- 転職向けコースの受講者だけが受けられる転職支援
の2種類があります。
受講者なら誰でも受けられる転職支援
まず、転職向けコース以外を受講した場合に受けられる転職支援の内容を比較してみますね。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
転職支援内容 | テックアカデミーキャリアを無料で利用できる ・求人企業からスカウトを受けられる ・20代は自己分析、書類作成や面接対策のサポートが受けられる | 提携エージェントを無料で利用できる ・求人の紹介、応募書類の添削、面接対策などのサポートが受けられる |
テックアカデミーのテックアカデミーキャリアは、受講内容・希望条件などを登録しておくことで企業からのスカウトを受けられるサービスです。求人企業は東京のIT企業が多いです。
コードキャンプは、提携している転職エージェントで転職支援が受けられます。
転職向けコースの受講者だけが受けられる転職支援
次に転職向けコースを比較していきましょう。
スクール名 | テックアカデミー | コードキャンプ |
コース名 | TechAcademy Pro (エンジニア転職保証コース) | CodeCampGATE (エンジニア転向コース) |
料金 | 437,800円(税込) | 528,000円(税込) |
受講期間 | 4ヶ月(16週間) | 4ヶ月 |
コース概要 | ・Java ・転職保証がある ・給付金制度が利用できる ・基礎編、応用編に分かれている ・AI(データ分析)も学べる ・受講後6ヶ月間転職サポートがある | ・PHP ・前半、後半に分かれている ・後半はエンジニアメンターが付く ・後半はチャットサポートがある |
転職支援内容 | ・カウンセリング、書類作成や面接対策サポートが受けられる ・企業との面接調整、面接後のフォローをしてもらえる | ・応募書類の添削、面接対策サポートが受けられる ・エンジニアメンターに推薦状を書いてもらえる |
利用(保証)条件 | ・32歳以下 ・東京勤務が可能 ・213時間以上の学習時間を確保できる など | ・20代限定 |
TechAcademy Proの特徴は、転職保証があることです。受講後6ヶ月間に転職できなかった場合は、受講料を全額返金してもらえます。
また、専門実践教育訓練給付制度のコースに認定されたため、給付金制度を利用することで受講料が最大70%戻ってきます。
転職支援の内容は、テックアカデミーキャリアとそれほど変わりませんが、企業との面接調整やフォローなど少し手厚くなります。
CodeCampGATEは、前半は他のコースと同様のサポート体制ですが、後半は専任のエンジニアメンターが付き、レッスン以外にチャットサポートを受けられるなどサポート体制が厚くなります。
転職支援は、スクールの専属のキャリアアドバイザーとエンジニアメンターが行ってくれます。
エンジニアメンターに技術レベルや今後の成長についてまとめた推薦状を書いてもらえます。
求人の紹介はないので、転職サイトや転職エージェントを利用して自分で求人を探すことになります。スクール側の求人に縛られることがないので、納得できる条件の求人を探せるメリットがあります。
料金は、金額だけでなく内容を考慮してもTechAcademy Proのほうが安いです。
※申し込み前に必ず最新の料金を公式サイトで確認するようにしてください。
それぞれのコースの詳細は、こちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
詳細 テックアカデミーのTechAcademy Pro(エンジニア転職保証コース)の特徴などを解説
詳細 コードキャンプのCodeCampGATE(エンジニア転向コース)の特徴など解説
テックアカデミー(TechAcademy)とコードキャンプ(CodeCamp) ケース別おすすめ
初心者向け、転職目的に学ぶ場合など、ケース別にテックアカデミーとコードキャンプのどちらがおすすめか紹介していきますね。
初心者向け
初心者の方なら、テックアカデミーをおすすめします。
プログラミングの学び始めは小さいことで躓きやすいので、手軽に質問できる環境があることが大事。
テックアカデミーならチャットサポートがあり、レッスンを待たずに質問できます。チャットサポートは回数無制限なので、追加料金など気にせずにどんどん質問できます。
転職・フリーランスを目指したい
転職を目指したい
32歳以下で東京勤務が希望の方には、転職保証があるのでテックアカデミーのTechAcademy Pro(エンジニア転職保証コース)をおすすめします。
20代で東京勤務にこだわりがない方には、自由に求人を選べるコードキャンプのCodeCampGATE(エンジニア転向コース)をおすすめします。
どちらにも当てはまらない方には、コードキャンプをおすすめします。テックアカデミーキャリアより、転職エージェントのほうが手厚いサポートが受けられそうだからです。
フリーランスを目指したい
フリーランスを目指したい方には、コードキャンプをおすすめします。
コードキャンプには、講師をつとめている現役エンジニアに働き方やキャリアの相談ができる「キャリアTalk」というサービスがあり、フリーランスで働いている方に色々と相談できるからです。
スキルアップのために学びたい
スキルアップのために学びたい方には、テックアカデミーをおすすめします。
学べるプログラミング言語が多く、他のプログラミングスクールでは扱っていない言語もテックアカデミーでは学べる可能性があります。
コース設定が細かいので、必要な言語・レベルをピンポイントで受けられるメリットもあります。
働きながら学びたい
働きながら学びたい方には、コードキャンプをおすすめします。
サポート時間が長いことと、レッスンを当日に予約・変更できるなど、利便性が高いからです。
短期で学びたい
短期間で学びたい方には、テックアカデミーをおすすめします。
1ヶ月コース(4週間)があるからです。
参考ですが、
- テックアカデミーは1ヶ月(4週間)、2ヶ月(8週間)、3ヶ月(12週間)、4ヶ月(16週間)のプラン
- コードキャンプは、2ヶ月(60日間)、4ヶ月(120日間)、6ヶ月(180日間)のプラン
がほとんどのコースで選べます。
作りたいアプリ・サービスがある
転職やスキルアップが目的ではなく、作ってみたいアプリやサービスがあってプログラミングを学びたいという方もいますよね。
そういう方には、テックアカデミーをおすすめします。
カリキュラムにオリジナルサービスを作れるコースが多いので、授業の中で自分が作りたいサービスを作れるからです。
まとめ
テックアカデミーとコードキャンプを比べてみると
- テックアカデミーは学べるプログラミング言語が多く、レッスン以外にもチャットサポートがあり、サポート体制が手厚い
- コードキャンプはサポート時間が朝から夜までと長く、当日にレッスンの予約・変更が出来、利便性が高い
といえます。
初心者向け、転職目的などケース別にテックアカデミー、コードキャンプどちらがおすすめなのかというと、次のような感じです。
ケース | おすすめ |
初心者向け | テックアカデミー |
転職・フリーランス向け | 32歳以下で東京勤務希望:テックアカデミー それ以外:コードキャンプ |
スキルアップ向け | テックアカデミー |
働きながら学びたい人向け | コードキャンプ |
短期で学びたい人向け | テックアカデミー |
作りたいサービスがある人向け | テックアカデミー |
比較結果をみても、どちらを受講するか決めきれないのが本音だと思います。
そういうときは、興味のあるプログラミングスクールを実際に体験してみてから決めましょう。
受講するプログラミングスクールを決めるまで、4~6つくらいの無料相談や体験会に参加している人が多いですよ。
テックアカデミーでは、1週間の「無料体験」と、現役エンジニアにビデオチャット(30分程度)で相談できる「無料カウンセリング」があります。
コードキャンプでは、「無料体験レッスン」があります。
転職向けコースのCodeCampGATEに興味がある方向けには「無料の受講相談」があります。
どちらも40分程度なので、興味がある方はぜひ申し込んでくださいね。
詳細 テックアカデミー(TechAcademy)の特徴・料金・就職情報など詳しく解説
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