オンライン型のプログラミングスクールで人気の「テックアカデミー(TechAcademy)」
気になっているけれど、受講するかどうか迷っている人も多いですよね。
サポートも手厚く、学べるプログラミング言語も多いので利用しやすいスクールです。
学びたい言語をピンポイントで受講できる反面、目的だけが決まっている方(エンジニアになるために学びたいなど)には、コース選びが難しいという面もあります。
テックアカデミーの特徴や料金、就職・転職関連の情報を詳しく解説していくので、利用するかどうかの参考にしてください。
テックアカデミー(TechAcademy)とは
テックアカデミーは、オンライン完結型のプログラミングスクールです。
授業はもちろん、質問へのサポートや転職サポートなども、すべてオンラインで受けられます。
すべてオンラインで完結できるので、自宅でプログラミングを学びたい人や、近くにプログラミングスクールがない方にも利用しやすいですよね。
テックアカデミーの特徴
「オンラインですべて受けられる」以外に、次のような特徴があります。
- コースが豊富(24コース)
- 講師が全員現役エンジニア
- サポート体制が充実している
- オリジナルサービスを作れるコースが多い
コースが豊富
とにかくコースがたくさんあります。プログラミングだけで18コース、その他にデザインやWebマーケティングなど6コース。
プログラミングでは、JavaやPHPなど人気の言語はもちろん、iPhoneアプリやAndroidアプリ、最近AIで注目されはじめているPythonを学ぶコースもあります。
プログラミング言語単体のコースだけでなく、Webアプリコースコース、エンジニア転職保証コースなど、目的に合わせて必要なスキルを学べるコースも用意されています。
また、複数のコースを一緒に受講できる「セット」のコースもあります。
コースが豊富なので、他のプログラミングスクールでは無理でも、テックアカデミーなら学びたい言語のコースが用意されている可能性があります。
講師が全員現役エンジニア
テックアカデミーの講師は、全員現役エンジニアです。
現役エンジニアなので、現場で使われている実践的な知識を教えてもらうことができますし、リアルな仕事事情も教えてもらえるでしょう。
サポート体制が充実している
パーソナルメンターによるマンツーマン指導
テックアカデミーでは、パーソナルメンターという専任の講師が付き、受講期間をとおしてサポートしてくれます。
初回にカウンセリングがあり、その後は週に2回(1回30分程度)マンツーマンで授業が受けられます。
授業はビデオチャットで行われ、プログラミングの質問だけでなく、キャリアの相談にものってもらえます。
常駐メンターによるチャットサポート
パーソナルメンターによるサポート以外にも毎日15時~23時の間、常駐している講師(メンター)が分からないところをチャットでサポートしてくれます。
口コミや体験談を調べてみると、「すぐに回答してもらえるので効率的に勉強できる」と好評で、サポートの質に満足している受講者が多いです。
プログラミングって、一つ動かないと続けるのがうんざりしてきます。そんなとき、解決するヒントをささっと教えてもらえると、進みも早いし、モチベーションも上がります。質問へのフォロー体制がしっかりとれているのは、すごくいい点です。
オリジナルサービスを作れるコースが多い
テックアカデミーのカリキュラムでは、テキストに沿って決められた課題をやるだけでなく、授業の中で自分独自のオリジナルサービスを作れるコースが、たくさんあります。
テキストをなぞるだけの授業では、プログラミングは出来るようになりません。自分で考えてコードを書くことでスキルがぐっと身に付きます。
スキルを身に付けるうえで、オリジナルサービスを作ることは、とてもいい学びになります。
オリジナルサービス開発がカリキュラムに含まれているコース
- Webアプリケーションコース
- PHP/Laravelコース
- フロントエンドコース
- iPhoneアプリコース
- Androidアプリコース
- Unityコース
- WordPressコース
※Unityコースはオリジナルゲーム、WordPressコースはオリジナルサイト
テックアカデミーの期間・カリキュラム・料金
受講期間
ほとんどのコースで、学ぶ期間を選べます。
例えば、Webアプリケーションコースなら、4週間、8週間、12週間、16週間の4つのプラン。
各プラン、1週間の学習時間の目安が書かれているので、自分がつくれそうな勉強時間で選ぶといいでしょう。
プラン | 1週間の 学習時間の目安 | 1日当たりの 学習時間の目安 |
4週間 | 20~40時間 | 3~6時間 |
8週間 | 10~20時間 | 2~3時間 |
12週間 | 7~14時間 | 1~2時間 |
16週間 | 5~10時間 | 1~1時間半 |
カリキュラム
学び方は、どのコースもだいたい同じです。
- テックアカデミー独自のオンライン学習システムを使って自習
- テーマや課題にそって実際にコードを書き、専属メンターのチェックを受ける(レビュー)
- オリジナルサービスを作る(実際に公開するところまで行う場合もあります)
- 分からないところは、専属講師との週2回のビデオチャットや、講師によるチャットサポートで質問して解決していく
例えばWebアプリケーションコースなら、Ruby/Ruby on Rails、HTML5/CSS3、SQLを学び、Git/GitHub、Bootstrap、Herokuなどのツールの使い方を覚えます。
実習では課題として出される2つのアプリを作り、オリジナルサービスを1つ作ります。
料金
料金は、通学型のプログラミングスクールと比べると安め。オンライン型の中では標準的です。
受講期間が長いプランのほうが受講料は高くなりますが、受講料をトータルのチャットサポート時間で割った1時間あたりの料金は安くなります。
無理しない範囲で期間の短いプランを選ぶと、安くすませられるでしょう。
例)Webアプリケーションコース の 社会人向け料金
プラン | 料金 | 料金/1時間 |
4週間 | 174,900 | 780 |
8週間 | 229,900 | 513 |
12週間 | 284,900 | 423 |
16週間 | 339,900 | 379 |
(月々約6,625円~分割払いも利用できます)
※金額は税込
※料金/1時間は、受講料をトータルのチャットサポート時間で割った1時間あたりの料金
※申し込み前に必ず最新の料金を公式サイトで確認するようにしてください。
受講開始にかかわらず、学習システムにログインした後は返金されないので、注意してください。
テックアカデミーの就職・転職支援の内容
就職・転職のためにプログラミンを学びたいという方も多いですよね。
テックアカデミーでは、テックアカデミーキャリアという受講生限定の転職サポートがあり、すべてのコースで利用できます。利用は無料です。
受講した内容や希望条件などを登録しておくと、エンジニアを募集している企業からスカウトを受けられます。
求人企業は東京勤務のIT企業が多いです。
20代の方には、キャリアカウンセラーによる自己分析、書類作成サポート、面接対策などのサポートも受けられます。
20代の東京勤務を希望している方には利用するメリットがありますが、30代の方や大阪や名古屋など東京以外での転職を考えている方には、利用するメリットが少ない。
テックアカデミーキャリアに登録しつつ、転職サイトや転職エージェントも利用することをおすすめします。
テックアカデミーの無料体験
テックアカデミーでは、無料体験や無料カウンセリングもオンラインで受けることができます。
無料体験
テックアカデミーでは、プログラミング学習の無料体験ができます。
期間は1週間。けっこう長いですよね。
無料体験用のカリキュラムではありますが、簡単な課題も用意されているので、
- 実際のプログラミング
- 講師に質問し、回答を受ける
- 課題を提出し、講師にチェック(レビュー)を受ける
- ビデオチャットでのメンタリング
など一通りのことを体験できます。
無料カウンセリング
現役エンジニアに個別に無料で相談できる「無料カウンセリング」も用意されています。
ビデオチャットで30分程度なので、地方の方や在職中で忙しい方でも受けやすいと思います。
どんな質問もOKなので、学習するうえでの不安はもちろん、学んだあとのキャリアに関する不安などもあれば相談してみましょう。
受講するコースを選ぶときのポイント
コースが豊富なのはメリットですが、Webエンジニアになるために学びたいなど目的だけが決まっている方には、どのコースを選べばいいのか迷いますよね。
Webエンジニアを目指している場合を例に、コースを選ぶときにチェックするポイントを紹介していくので、参考にしてください。
Webエンジニアとして転職するために学ぶのなら、次の3つのコースが候補として考えられます。
- エンジニア転職保証コース
- Javaコース
- Webアプリケーションコース
まずチェックするのは、受講条件。前提としているスキルがあるかどうかです。
3コースとも前提としているスキルはないので、初心者でも受講できます。
ですがエンジニア転職保証コースは「転職保証」の条件があり、32歳以下の東京勤務が希望の方にはいいですが、33歳以上の方や東京以外の勤務地を希望している方には向きません。
エンジニア転職保証コースの条件などは、こちらで詳しく解説しています。
次にチェックするのが、プログラミング言語とカリキュラム。
エンジニア転職保証コースの言語はJavaで、作るアプリは1つですが機能拡張という形でオリジナル開発が含まれています。
Javaコースの言語はもちろんJava。2つのアプリを作ります。
Webアプリケーションコースの言語はRuby/Ruby on Railsで、2つのアプリとオリジナルサービスを作ります。
Javaは求人が多く人気のある言語ですが、Web系のIT企業ではRuby/Ruby on Railsを使っている企業が多いイメージです。
カリキュラムとしても、Webアプリケーションコースのほうがオリジナルサービスがつくれるメリットがあります。
最後にチェックするのは、1つのコースを受講するだけで目指したいスキルが十分つくかどうか。
Webアプリケーションコースは、Ruby/Ruby on Rails、HTML5/CSS3、SQLを学びます。
この内容だけでもいいですが、HTML/CSS3の知識だけで作るWebページは簡素です。Webエンジニアを目指すならJavaScript/jQuery のスキルもつけたいところ。
JavaScript/jQuery を学べるのは、フロントエンドコースです。
Webアプリケーションコースとフロントエンドコースをそれぞれ受講してもいいですが、セットになったコースが用意されています。料金もセットのほうが6万ほど安くなっているので、「Webアプリケーション+フロントエンドセットコース」を選ぶほうがお得です。
あくまで例ですが、こんな感じで
- 受講条件
- プログラミング言語とカリキュラム
- 1コースのみで十分かどうか
まとめ
テックアカデミー(TechAcademy)は、次のような特徴があるプログラミングスクールです。
- すべてオンラインで受けられる
- コースが豊富(24コース)
- 講師が全員現役エンジニア
- サポート体制が充実している
- オリジナルサービスを作れるコースが多い
すべてのコースで転職サポート(テックアカデミーキャリア)を利用できますが、
- 職務経歴書や面接サポートは、20代限定
- 求人は、東京勤務のIT企業が多い
など、サポートを受けるメリットがある年代・地域が限られています。
大阪や名古屋などでの転職を考えている方や30代の方は、転職サポートを利用しつつ、転職サイトや転職エージェントなども利用することをおすすめします。
豊富にコースが用意されている分、受講するコース選びが難しい印象です。
プログラミングを学んだあとに、どのようなことが出来るようになっていたいのか考えてから
- プログラミング言語指定のコースにするのか
- 目的で用意されているコースにするのか
- 1コースだけ受講するのか
- 複数セットで受講するのか
を選ぶようにしましょう。
どのコースにするか決められないという方は、無料体験や無料カウンセリングなどで、現役エンジニアの講師の方に相談してみるのもいいと思います。
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