転職活動をしなければと思っていても、モチベーションが上がらずに行動できない時ってありますよね。
転職活動は面倒で辛いので、途中で転職することをあきらめてしまう人もいます。
でも、それは避けたいですよね。
転職活動へのモチベーションが上がらない原因と、転職先が決まるまでやりきるために、モチベーションを上げる方法と、せっかく上げたモチベーションを下げない方法をご紹介します。
モチベーションが上がらない原因
モチベーションが上がらない原因によって対応や対策が変わるので、まずは自分がどのような原因でモチベーションが上がらないのかを確認してみましょう。
転職活動へのモチベーションが上がらない原因としてよくあるのは、次の5つです。
- 自信を失った
- 不安になった
- 希望を失った
- 疲れた
- 迷いが出た
自信を失った
書類選考や面接に何度か落ちると、まるで自分を否定されているように感じて辛くなることってありますよね。
自信を失うと、いまのスキルや経験では採用してもらえないように思えて、転職活動をする気持ちが起きなくなります。
とくに転職活動の期間が長くなるほど、辛さが大きくなり、ついには転職することをあきらめてしまいがちです。
不安になった
自信を失うと陥りやすいのが、転職できるのだろうかという不安です。
「応募しても選考に落ちてしまうのでは・・・」
「自分のスキルや経験では、応募しても無駄なんじゃ・・・」
と不安になり、転職活動をする気持ちに対してブレーキをかけてしまいます。
希望を失った
転職活動を始める前は、「今の不満が解消できる仕事」「今よりもいい会社」というように何かしら希望を持っていると思います。
でも、転職サイトで求人を探してみたら、希望を叶えられるような仕事や会社が見つからないということもあります。
転職エージェントを利用したら、「そんな高い(狭い)条件の求人なんてないですよ」と今と同じような仕事を紹介されてしまった人もいるかもしれません。
今とたいして変わらないなら転職する意味なんてないと感じて、転職活動をする気持ちが下がってしまう場合があります。
疲れた
転職活動は思っているよりも、時間も、体力も、気力も使います。
- 週に何日も面接を受けにいく
- 面接にいくために残業を断ったり、会社を休む
- 現職の人に転職活動がばれないように気を遣う
そもそも慣れないことをするのだから、それだけで気持ちが疲れるものです。
迷いが出た
希望するような求人がない場合や、行きたい会社の決め手がない場合など、今の職場より悪くなったらどうしようという不安から、転職するかどうか迷い始めてしまい、転職活動をする気持ちになれなくなります。
転職活動をやりきるための工夫
転職活動をやりきり希望の仕事に就くために、モチベーションを上げる方法と、せっかく上げたモチベーションを下げない方法を紹介します。
モチベーションを上げる方法
心と体をリフレッシュする
モチベーションが上がらない時は、心と体が疲れていることが多いです。
ずっと転職活動のことを考えていると、緊張した状態が続き、心が疲弊します。
自信を失ったり、不安になっている場合は、ゆっくり寝れず体も疲弊していきます。
慣れない面接が続くと、心も体(体力)も疲れますよね。
まずは一回、転職活動から離れて心と体をリフレッシュすることが大切です。
心を休ませるなら、転職活動以外のことに夢中になる時間を作ることがおすすめです。
好きなゲームをしたり、気になっていた映画やドラマをみたり、モチベーションがあがる番組やDVDを見てもいいでしょう。
体が疲れていると感じているなら、睡眠をしっかりとって1日休みましょう。
寝ているつもりなのに疲労感があるなら、それは運動不足かもしれません。ストレッチをすると疲れがとれることもありますよ。
自分を認める・ほめる
内定を勝ち取るのに大事な要素が「自信」です。
自信を失っていたり、不安を感じているなら、どんな小さなことでもいいので自分の良いところを見つけていきましょう。
職務経歴書を見直して、「今までよく頑張って働いてきたな」とか、「こんなにスキルを身に付けてきたんだな」と、いままでの自分を認め、ほめていきましょう。
また、転職サイトに登録してスカウトメールをもらったり、どこか1つでも選考に通ったなら、それも自分をほめる要素です。
今のあなたのスキルや経験を「良い」と認めてくれた人がいたということですから!
似たような転職成功者を探す
希望を失ってしまっているなら、自分と似たような状況(職種、年齢、転職理由、希望条件など)で、転職に成功した人(体験談など)を探してみましょう。
そして、自分と同じような人が転職できたのだから、きっと私だって転職できるはず!と、信じましょう。
活動量を上げて成功体験を作る
モチベーションが上がったら転職活動をする気になり、活動量が増えると思いがちですが、逆のパターン(行動することでモチベーションを上げていく)のほうが実は簡単です。
気がのらなくても、億劫でもまずは、「職務経歴書を書き直す」「求人を探す」「応募する」といった活動をしてみましょう。
活動することにより「スカウトメールがきた」「書類選考が通った」「面接が通った」など小さな成功体験が起こり、それを積み重ねていくとモチベーションも自然と上がります。
モチベーションを下げない方法
転職活動をするメリットを増やす
内定をとる(選考に通る)ことだけを転職活動の目的にすると、モチベーションを維持するのは難しいものです。
求人を探すだけ、応募するだけ、面接を受けただけでも「転職活動をしてよかった」と思うことを増やしていきましょう。
例えば、求人票を見ていると色々なことがわかります。
- 希望する仕事で求められることが多いスキルや経験
- 今後、どういったスキルや経験を積んでいくと、今より年収アップにつながるか
- 多くの会社が利用している技術(転職するとき売りになりそうな技術)
転職活動と並行して、足りていないスキルを身に付け始めてもいいでしょう。
※面接などで「やる気」をアピールする材料としても使えます。
他の会社を見るいい機会ととらえてもいいでしょう。例えば、
- 他社の色々な社内制度を知れる
- 他の会社に訪問できる機会
- 他社の仕事のやり方を教えてもらえる機会
私は、残業の少ない会社を希望していたので、面接を受けた時には、その会社で行っている残業を減らすための工夫を聞いて(質問して)いました。なるほど!と思う色々な工夫が聞けて面白かったです。(面接では「何か質問はありますか?」と聞かれるので、そのタイミングで聞いていました。)
成功するための味方を増やす
転職活動は、同僚や友達、家族にも相談しづらいので、一人で悩みがちです。
不安になったり、辛くなったりした時に、相談できる相手がいないので、ネガティブになりモチベーションも下がってしまいます。
そういう時にうまく利用したいのが、転職エージェントです。転職エージェントは、転職活動が辛いことをわかっています。
選考が通らずにモチベーションが落ちてしまいそうな時に改善点を相談したり、同じような転職者の成功したポイントなどを聞いてもいいでしょう。
私も選考がなかなか通らず、転職活動を続けるか迷い始めたときに転職エージェントの方から電話をもらい、不安になっていることなどを相談したことで、モチベーションを保てたことがあります。
転職エージェントには応募した企業から不採用になった理由が伝えられています。
選考が通らない理由が分かれば、いまの活動の方向性をどう変えたほうがいいのか決められます。
スキルや経験が足りないなら応募条件が低い求人を探せばいいですし、面接の印象が良くなかっただけなら面接対策をしてもらえばいい。
自分ひとりでは出来ないことも、転職エージェントを利用することで対策することができます。
自分を責めずに、手段を変える
なかなか選考が通らないときは、自分を責めずに別の手段(方法)を考えましょう。
- 職務経歴書でアピールするスキルや経歴を変えてみる
- 応募する求人の幅を広げてみる
- いま利用している転職サイトや転職エージェントとは別のところを利用してみる
希望するような求人が見つからなときも同じです。この希望条件の求人なんてないんだと思わずに、探す場所(転職サイト、転職エージェント)が悪かったと、探す場所を変えましょう。
いまのスキルや経験、希望している条件が悪いのではなく、転職活動のやり方(手段)が自分の経歴や希望にあっていないだけと考えるとモチベーションを維持できます。
まとめ
転職活動へのモチベーションが上がらないときは、心と体が疲れているときです。
まずは1回、転職活動のことは忘れて、しっかりリフレッシュしましょう。
そのうえで、モチベーションを上げるために次のような工夫をしてみてください。
- 自分を認める・ほめる
- 似たような転職成功者を探す
- 活動量を上げるて成功体験を作る
せっかくアップしたモチベーションを下げないための工夫も大切です。
- 転職活動をするメリットを増やす
- 成功するための味方を増やす
- 自分を責めずに、手段を変える
一人で転職活動をしているとモチベーションを維持することは、なかなか難しいものです。
転職サイトだけで活動しているなら、転職エージェントも利用してみましょう。
転職エージェントを利用しているなら、担当のキャリアアドバイザーに不安や悩みを相談してみましょう。電話をするのが面倒ならメールでも大丈夫ですよ。
いま利用している転職エージェントの担当者が頼りないなら、他の担当者に変えてもらうか、他の転職エージェントを利用してみましょう。
転職サイトも転職エージェントも、転職活動をするための1つの手段です。いくらでも変えていいんです。
転職ノウハウがあり転職理由の相談などにも親身にのってくれ、求人数が多く短期で次の仕事を探すのにも役立つ転職エージェントをいくつか紹介するので、参考にしてください。
パソナキャリア
オリコンの顧客満足度ランキングで、2019年の転職エージェント部門1位(「担当者の対応」「紹介案件の質」「交渉力」「利用のしやすさ」で1位評価)に選ばれています。
転職希望者に寄り添った親身なサポートが好評で、『担当のキャリアアドバイザーが、自分に向いていて経験がある仕事を一緒に考えてくれたおかげで転職できた』と評価されている方もいました。
希望すれば応募した企業に合わせた面接指導をしてもらえ、転職理由にも具体的にアドバイスをしてもらうことができるそうです。
保有求人は約5万件以上と、リクルートエージェントやDODAに次ぐ規模です。
希望にあう求人に絞って紹介する方針とのことで、紹介される求人数は少なく感じるかもしれませんが、求人の質はよかったです。
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転職エージェントのパソナキャリア
doda転職エージェント
業界No2の転職エージェントで、保有求人数は10万件以上と幅広い業界・業種の求人が揃っています。
キャリア相談にも親身に応じてもらえ、同じような求職者の成功例も教えてもらえるので、自分もきっと転職できるという気持ちになれます。
転職理由の言い方に悩んでいる方には、dodaエージェントが開催している「面接力アップセミナー」がおすすめです。
ネガティブな転職理由をポジティブに見せるテクニックなどを教えてもらえます。セミナーを受けるともらえる冊子には、ケース別に転職理由のサンプルが書かれていて、とても参考になりました。
電話やメールでこまめにサポートしてもらえるので、相談もしやすいです。
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業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/doda
リクルートエージェント
業界No1の転職エージェントです。非公開求人が20万件以上と、ぐんを抜いて多いです。
他の転職エージェントでは求人が少ない業界や業種も、リクルートエージェントならあると言われています。
※販売職などのサービス業の求人は少ないので、断られる場合があります。
リクルートエージェントを利用するなら、ぜひ参加していただきたいのが「面接力向上セミナー」です。
企業分析(研究)をしたうえで、自己PRや転職理由を組み立てる方法を教えてもらえたおかげで、面接の通過率がぐっと上がりました。
職務経歴書や面接へのアドバイスは少し定型的でしたが、転職活動に感じていた不安や疑問には、丁寧に答えてもらえました。
担当のキャリアアドバイザーによっては、サポートが少し淡泊なので、不安な方は他の転職エージェントと併用してもいいと思います。
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リクルートエージェント

転職エージェントを利用すると「3か月以内には転職先を決められるように、頑張って活動をしたほうがいい」と言われることが多いのですが、3か月以上かかると辛くてやめてしまう人が多いからだそうです。