「このままではいけない。早く就職先を決めないと」と思っているけれど、既卒(大学卒業後)の就活のやり方がわからなくて、気持ちだけ焦っていませんか?
既卒での就活は、新卒とまったく同じ方法では上手くいきません。
新卒時の就活から変えるところ、既卒の就活を成功させるポイントを解説しますね。
既卒の就活方法を知って、1日でも早く内定をもらいましょう!
既卒の就活を成功させる方法
基本的な就活の流れは、新卒の就活とほぼ同じです。
- 振り返り新卒での就活の振り返り新卒での就活で準備不足だったところや、希望業界を見直すかどうかなど考えてみましょう。
- 準備自己分析・業界研究自己分析を行い自己PRを準備。業界・仕事研究で希望する業界などを絞ります。
- 応募エントリー希望する条件にあう企業を探し、エントリー(応募)します。
- 選考筆記試験・面接SPIテストや面接を受けます。
- 内定内定獲得!
基本的な流れは同じですが、内容や対策が「新卒」と「既卒」では変わります。
例えば、
- エントリー(応募)する企業は、既卒者が応募できるところを選ぶ
- 面接では既卒ならではの質問をされるので、答えを用意しておく
新卒の就活から変えるところ、既卒の就活を成功させるポイントを、詳しく説明していきますね。
既卒者を受け付けている企業に応募する
エントリー(応募)する企業は、既卒を受け付けている企業を選ぶ必要があります。新卒だけを採用予定の企業に応募しても、内定をもらうのは厳しいです。
既卒者を受け付けている企業の見分け方
次のような言葉が、募集対象や求める人材に書かれていれば、既卒者を受け付けています。
- 既卒者可
- 既卒者は卒業後3年目まで応募可
- フリーターも歓迎
- 職歴不問
- 未経験可
既卒者を受け付けている企業は少ない?
先輩既卒者が就活で大変さを感じている1つが、「既卒者を受け付けている企業」を探すこと。
既卒者の就活状況の調査結果(2019年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)によると、
- 約45%の方が「既卒者の募集が少ない」
- 約40%の方が「既卒者募集をしている企業が探しづらい」
と感じています。
新卒向けの就活サイトや、大手の転職サイトでも「既卒者を受け付けている企業」の募集はありますが、新卒のみ、中途のみの企業も多いので、応募できる企業を探しにくいです。
既卒の就活を成功させるポイントの1つ目は、
既卒向けの就活サイトや就活エージェントなら紹介される企業(求人)はすべて「既卒者を受け付けている企業」なので、簡単・効率的に応募する企業を探せます。
幅広くエントリー(応募)する
新卒と比べて既卒者を受け付けている企業は少ないので、応募できる企業がないと感じることもあると思います。
応募する数が少ないと内定を得られる可能性も低くなりますよね。
だからといって、興味の低い仕事や希望していない仕事にまでエントリーする必要はありません。
既卒の就活を成功させるポイントの2つ目は、
視野を広げると言われても、どう広げればいいのか分からないですよね。
参考になる体験談をご紹介しますね。
語学力を活かせる仕事がしたいと「海外営業職」を志望していたYさん。
ですが語学力を活かせる仕事は、海外営業職だけではありません。利用した就活エージェントの担当者から提案されたのは「海外メーカーの商品を扱っている企業の国内営業職」。
国内メーカー向けの営業が主な仕事ですが、海外メーカーとの電話のやりとりや、翻訳されていないマニュアルを取り扱う機会がある「語学力を活かせる仕事」でした。
理系出身者からの応募が多い求人だったそうですが、Yさんの語学力が付加価値となって内定が出たそう!
語学力が強みだと評価されての入社なので、語学力が活かせる仕事をどんどん任せてもらえそうですよね。
参考 【いい就職ドットコム】強みが活かせる仕事を、一緒に探しませんか? ~海外留学経験者Yさんの場合~
既卒で就職成功させた方の体験談を、こちらでも紹介しているので参考にしてくださいね。
既卒だからされる質問への準備をする(面接対策)
既卒で就活をするなら、必ず答えを用意しておいたほうがいいのが「既卒として就職活動をしている理由」です。
- 何か問題があって就職しなかったのか?
- 本当に働く気持ちがあるのか?
など、面接官としては、既卒者を採用して長く働いてもらえるのか不安があるからです。
既卒の就活を成功させるポイントの3つ目は、
ネガティブな印象をあたえかねない「既卒として就職活動をしている理由」を、選考に不利にならないようにどう伝えたらいいのか分からない、という方も多いですよね。
既卒になった状況別の回答例が、就活エージェントの「リクらく」のサイトに載っていたので、ぜひ参考にしてくださいね。
既卒向けの就活情報を積極的に集める
在学中は、大学のキャリアセンター(就職支援)や就活をしている友達から自然と情報がはいってきますが、卒業してしまうと情報が入りにくくなります。
既卒の就活は孤立しがち。
相談できるところや頼れるところがないと、「既卒で本当に就職できるのかな?」と不安になり内定獲得まで頑張りきれません。
既卒の就活を成功させるポイントの4つ目は、
既卒向けの就活情報をもっていて、不安や悩みを相談できる就活エージェントを積極的に利用しましょう。
既卒向け就活エージェントって何?
就活サイトは利用したことがあっても、就活エージェントは利用したことがないという方もいると思うので、就活エージェントについて簡単に説明しておきますね。
既卒向け就活エージェントとは、既卒者の就職活動をサポートしてくれるサービス。基本的に「無料」で利用できます。
具体的には、次のようなサポートをしてもらえます。
- 希望にあう、既卒を受け付けている企業を紹介してもらえる
- エントリーシートの添削や、面接対策をしてもらえる
- 就活への不安や相談にのってもらえる
就活エージェントの担当者は、あなたが志望する業界・職種の企業(仕事)を紹介してくれるだけでなく、志望業界・職種とは違うけれど希望にあう仕事や、適性にあう仕事も紹介してくれるので、あなたが気づいていない希望に合う仕事を見つけることができます。
企業の紹介だけでなく、エントリーシート(応募書類)の添削や、既卒の面接でよくある質問への対策・模擬面接などもしてもらえます。
就活エージェントのキャリアアドバイザーは、色々な相談にものってくれます。
など、こんなことを聞いてもいいかな?ということも相談して大丈夫。
就活エージェントは既卒の就活を成功させる4つのポイントをすべて満たしているので、1人で就活するよりも就職できる可能性が高くなります。
既卒で就活をするときによくある疑問
既卒になって就活をするとき、
- 新卒で利用していた就活サイトを利用してもいいの?
- インターンシップって、みんなはどうしているんだろう?
など、気になることってありますよね。
ここでは、既卒で就活をするときによくある疑問に答えていきますね。
既卒でも新卒向け就活サイトを使っていい?
新卒の就活で登録していたマイナビやリクナビを既卒になっても利用していいのか、ちょっと迷いますよね。
結論としては、利用してOKです。
どちらの就活サイトにも、既卒者を受け付けている企業の募集があります。
既卒でも「大手企業」に就職できる?
既卒は大手や上場企業に就職できない、ということはありません。
ですが、大手や上場企業、知名度のある人気企業は新卒者の応募も多いので、選考は厳しいです。
なぜ大手企業がいいのか、本当の理由を考えてみましょう。
- 大手=安定なら、安定している中小企業や不況に強い業界、これから伸びる業界(IT業界など)でもいいでしょう
- 大手=給与が高そうなら、給与の高い業界(金融業界など)や専門職の仕事でもいいでしょう
既卒でも「インターンシップ」に参加したほうがいい?
新卒の就活でインターンシップに参加した方もいますよね。既卒でもインターンシップに参加したほうがいいか迷う方もいるかもしれません。
マイナビの調査結果をみると、既卒でインターンシップに参加した方は約10%と少ないです。
無理してインターンシップに参加せずとも、就職できるので安心してくださいね。
既卒向けの就活サイト・エージェント
既卒向けの就活サイトや就活エージェントを紹介するので、参考にしてくださいね。
登録者数20万人という既卒向けの就活サイトで、就活支援サービスもあります。
2002年から運営していて、既卒向けの就職支援サービスでは老舗に入ります。
サイト上で気になる企業(求人)を選んで就職支援サービスを受けられる点が、他ではあまりないサービスです。
求人は、店舗がある地域の企業が中心ですが、全国のものが揃っているようです。
登録しておくことで面談確約オファー(書類選考免除)を受けられる「アッテミオファー」というサービスもあります。
まずは、気になる求人があるか、サイトをチェックしてみてくださいね。
対象職種・業界 | 全職種 |
保有求人数(企業数) | 5000件以上 |
特徴 | サイト上で気になる企業(求人)を選んで相談できる 面談確約オファーを受けられる「アッテミオファー」 全企業訪問のうえ、ブラック企業の求人を独自基準で除外 |
店舗の場所 | 市ヶ谷、横浜、大阪、名古屋、沖縄 ※近くに店舗がない場合は電話面談・郵送対応での利用が可能 |
面談(受付)時間 | 平日の9時から18時 |
公式サイト | いい就職.com![]() |
大手人材紹介会社であるリクルートが運営しています。
今回紹介するなかでは、もっとも求人数が多い就活エージェントです。中小企業の求人が多いです。
書類選考免除で受けられ、面接対策にも力を入れています。
体験談を読んでみると、短期で決まっている人が多く、応募から1週間で内定を獲得している人も!
基本的には希望にそった求人を紹介してもらえますが、希望する職種に就くのが難しい場合は現実的な提案(就職確度が高い職種の紹介)をされることもあります。
対象職種・業界 | 全職種 |
保有求人数(企業数) | 8500社以上 |
特徴 | 書類選考免除 全企業訪問取材 |
店舗の場所 | 銀座、新宿、北千住、立川、横浜、 千葉、大宮、大阪、三ノ宮、烏丸 |
面談(受付)時間 | 平日の10時から18時半 |
公式サイト |
詳細 就職Shopの特徴・登録するメリットや利用するコツを解説
カウンセリング実績 2万人以上、内定率は94%!という既卒・第二新卒向けの就活エージェントです。
応募書類の添削や面接の練習など手厚くフォローしてもらえることもあり、リクらくで就活をした人の95%が、「友達におすすめしたい就活サービス」と答えているそう!
ただ保有求人数はそれほど多くないので、紹介された求人に希望するところがないときは、他の就活エージェントも併用してみてください。
公式サイトでは、既卒の就活に関するノウハウも公開されているので、のぞいてみてくださいね。
対象職種・業界 | 全職種 |
保有求人数(企業数) | 1,200件 (東京・千葉・神奈川・埼玉の企業中心) |
特徴 | 内定率は94%! 全企業訪問取材 |
店舗の場所 | 六本木 (電話または対面) |
面談(受付)時間 | 9時から22時 |
公式サイト |
新卒の就活でIT業界を目指していたけれど、内定がとれなかったという方もいますよね。
既卒でもエンジニアを目指したいという方におすすめなのが、プログラミングのスキルを学んでから就活する方法。
プログラミングを学んでなんて、何年もかかるイメージがあるかもしれませんが、探してみると3ヶ月程度で学べるコースもたくさんあります。
DMM WEBCAMPは、就職保証付きプログラミングスクールとして人気で、就職・転職成功率は98%!
初心者でもわかりやすいテキストと、実務で使われているツールや開発の仕方(チーム開発など)を学べる授業が好評です。
プログラミング学習の受講料はかかりますが、就職支援のサービスは無料で受けられます。
就職支援では、自己分析、企業の紹介、エントリーシートの添削・面接対策など就活エージェントと同じサポートが受けられます。
対象職種・業界 | IT業界(プログラマ・SE) |
保有求人数(企業数) | 300件以上 |
特徴 | 就職・転職成功率は98%! 3ヶ月でエンジニアの基礎となるプログラミングスキルが身につく |
スクールの場所 | 東京(渋谷、新宿)、大阪(難波) ※新型コロナウィルス対策としてオンライン実施中 |
公式サイト | DMM WEBCAMP |
詳細 DMM WEBCAMPの特徴・料金・転職支援の情報など詳しく解説
まとめ
既卒で就活するときに、新卒の就活から変えるところは、
- エントリー(応募)する企業は、既卒者を受け付けている企業を選ぶ
- 面接では既卒ならではの質問をされるので、答えを用意しておく
- 既卒向けの就活情報を積極的に集める
既卒の就活を成功させるには4つのポイントを意識しましょう。
- 既卒者を受け付けている企業が多い就活サービスを利用する
- 視野を広げて、幅広くエントリー(応募)する
- 「既卒として就職活動をしている理由」を印象よく伝える
- 1人で就活しない(就活のプロの助けを借りる)
新卒の就活で利用していた就活サイトも引き続き利用できますが、既卒向けの就活サイトや就活エージェントも積極的に利用するようにしましょう。
既卒向けの就活エージェントは既卒が内定をとるための就職ノウハウがあり、なかには就職率80%以上のところもあります!
大丈夫、あなたもきっと就職できます。
コメント