転職活動をする時間がない?忙しくても残業が多くてもできる進め方

時間がない体験談

転職したいけれど残業が多くて転職活動をする時間がない。

平日に面接なんてとても無理!毎日残業があって、早くなんて帰れない。

「在職中に次の転職先を決めたくても、仕事が忙しくて転職活動ができない」という悩み、多いですよね。

 

そんなとき、同じように残業していた同僚が転職していって、びっくりしたことってありませんか?

仕事が忙しくて、毎日残業していてもできる転職活動の進め方を紹介します。

 

仕事が忙しくても転職活動はできる?

残業が多くても転職活動をしている人はいる

毎日のように残業をしていると、転職活動なんてとても無理と思いがちですが、DODAのアンケート(転職活動、仕事とどう両立していた?)をみると、残業をしていても転職活動をして内定をもらっている人はいます。

 

転職を成功させた人の30%近くは、1ヶ月の残業時間が20時間以上です。平均すると毎日1時間残業していることになりますね。

中には、1ヶ月の残業時間が60時間以上(平均すると毎日3時間以上!)でも、転職を成功させている人がいます

 

どうやって転職活動の時間を捻出したのだろう?と気になりますよね。

 

職務経歴書の準備や求人の応募を、どんな時間に行ったのかというアンケートには、「休日」を使った人が一番多く65.5%、次いで「会社の就業時間後」が35.0%、「出社前」が15.2%という結果でした。

 

Q3. 転職活動中は1カ月にどのくらい残業をしていましたか?

転職活動時の残業時間

Q2. 履歴書・職務経歴書の準備や求人応募は、どんな時間に行ないましたか?(複数回答)

転職活動の時間の使い方

引用元:DODA-転職活動、仕事とどう両立していた?

 

面接のために会社を休む必要はそれほどない

在職中の転職活動で一番気がかりなのは、平日に行われる面接に行けるかどうかですよね。

 

面接にいくために有給を使わないといけないと思っている方もいるかもしれませんが、DODAのアンケート結果によると、有給を使わずに転職活動をした人がもっとも多く(約40%)、有給を使ったとしても1、2回程度の人がほとんどです。

 

Q5.転職活動のために、有給休暇などの休みを取った回数は?

転職活動での有給取得日数

引用元:DODA-転職活動、仕事とどう両立していた?

 

企業側も、応募者が在職中に転職活動をしていることを知っているので、定時後でも面接してくれることが多く、業務時間と重なる面接は少ないからだろうと思います。

 

1、2回程度のお休みなら、普通に仕事をしていてもありえる回数なので、休んだとしても不自然ではないですよね。

 

残業を全社的に減らしている企業(ホワイト企業)の中には、定時後には面接をしてもらえないところもあります。私が受けた企業でも何社かありました。ホワイト企業を受ける場合は、業務時間中の面接になることも想定しておくといいでしょう。

転職したいけど時間がないときの転職活動の進め方

 

転職活動は、面接以外にもやることがたくさんあります。

 

転職活動の流れ

  1. 転職活動の準備(キャリアの棚卸、自己分析、情報収集、転職の軸を決める)
  2. 応募書類の作成(履歴書作成、職務経歴書作成、自己PR作成)
  3. 求人に応募(求人を探す、求人の選別、応募手続き)
  4. 面接(面接対策、企業研究、志望動機の用意、実際の面接)
  5. 内定・退社手続き(内定、退社手続き、引継ぎ)

参考:リクルートエージェント-転職活動の進め方

 

転職サイトや転職エージェントに登録して、いきなり求人を探し応募し始めると、やらなければいけないことが一気に増えて、回らなくなってしまいます

転職したいのに時間がないと焦る気持ちはわかりますが、そういうときこそ冷静に一つ一つ順番に進めましょう。

 

転職の軸を決めてから転職活動をはじめる

忙しいと省いてしまいがちなのが「転職活動の準備」(キャリアの棚卸、自己分析、情報収集、転職の軸を決める)です。

 

ですが時間がないときこそ、転職活動の準備の段階で「転職の軸」をしっかり決めておくことが大事。それ以降の転職活動の作業が楽になります。

 

転職の軸とは、次のようなことを決めることです。

  • 転職することで実現したいこと(転職の目的)
  • どのような仕事をしていきたいのか(キャリア目標)
  • 年収、ポジション、福利厚生、勤務地などの条件(希望条件)

参考:パソナキャリア-転職の軸について考える

 

なぜ、転職の軸を決めたほうがいいのかというと、

  • 転職活動が迷走しない
  • 選考が通りやすくなる

からです。

 

残業が多い会社にいると、「とにかくこの辛い生活から抜け出したい」となりがちです。

 

「今の会社を辞めること」が転職目的になってしまい、内定がでやすそうな「いまと同じ仕事」に応募してみたり、内定が出にくい「いまとはまったく違う仕事」に応募してみたりと迷走してしまいます。

 

目指す職種(キャリア目標)によって、職務経歴書や自己PRでアピールする内容、面接で聞かれる質問の内容は変わります。

複数の職種に応募すると、その職種分の書類の準備や面接対策が必要になり、時間が取られることになります。

 

応募書類や自己PRは、1つだけ用意すればいいのでは?と思うかもしれません。

 

例えば、職務経歴書。「キャリア目標」を決めずに書いてしまうと、いままでの職歴をただ並べただけ、何ができるのか、これから何をしていきたいのかが伝わらない職務経歴書が出来上がってしまいます。

「キャリア目標」を決めていれば、就きたい仕事につながる(関連する)職歴を強調して書くことでき、希望する求人の選考に通りやすくなります

 

(参考)キャリア目標を考えるために参考になるサイト

今後のキャリア目標を考えるとき、いまのスキルや経験でどのようなキャリアが考えられるのか、同業者や同年代の人と比べて、いまの年収が高いのか安いのかなど気になりませんか?

 

そんな時に便利なサイトが、「ミイダス」です。

 

スキルや経験などの簡単なアンケートに答えていくだけで、

  • どのような企業に転職できる可能性があるのか
  • いまとは違う業界や職種でも転職できる可能性があるのか
  • 転職したらどのくらいの年収になるのか
  • 同業者や同年代の人と比べて年収が高いの安いのか

などを知る事ができます。

 

いまの業界、職種でキャリアを築いていくのか、別な業界や職種に変えることでもっと可能性を伸ばせるのかなどを考えるヒントにできます。

 

公式サイトはこちら
市場価値診断ならミイダス!

 

 

企業研究は面接が決まってから行う

 

残業が多いと、次はホワイト企業に勤めたい、ブラック企業だけは避けたいという気持ちになりますよね。応募する段階でブラック企業かどうか見極めるために、詳しく企業のことを調べたくなると思います。

 

ですが、応募して書類選考が通る確率は、30~50%というデータがあります(マイナビ転職資料)。

1社1社詳しく調べても半分近く落ちてしまうのであれば、応募の段階で企業研究に時間を使うのは、もったいない

 

応募するかどうかを決める段階では、

  • 「転職の軸」で決めた条件に当てはまる求人なのかどうか
  • 会社の評判をざっと調べて、明らかなブラック企業ではないこと

くらいを調べて、とりあえず応募してみることをお勧めします。

 

応募したから、必ずその企業に転職しなければならないわけではありません。最終的には内定がでた段階で、転職するかどうかを決めればよいのです。

 

書類選考がとおって面接にすすんだら、面接対策としてしっかり企業研究をしましょう。

 

 

残業する日、しない日のメリハリをつける

転職活動の準備を始めたら、併せて見直していきたいのが日々の残業です。

 

実際に在職中に転職活動をした経験から、残業時間が多くても、定時に帰れる日をつくれれば転職活動はできるという感覚です。

 

毎日残業するのではなく、残業する日しない日とメリハリをつけて、定時に帰れる日をつくっていきましょう。

 

毎日終電まで残業していて、残業をしない日をつくるなんてとても無理!という方は、この機会に残業時間を減らすことにチャレンジしましょう。

 

残業になってしまう理由は色々あると思います。毎日していると残業時間を減らすなんて、とてもできないと感じてしまいがちですが、少し意識したり、工夫することで減らすことはできます。

仕事が忙しいときの転職サイト・転職エージェントの選び方、使い方

転職サイトの選び方、使い方

手軽に転職活動を始められて、求人を探すのに便利なのが転職サイトですよね。

 

求人を探すのは、意外に時間がかかります。

時間をかけて探して応募したのに、書類選考が通らないと時間がムダになったように感じてしまいます。

 

仕事が忙しいときに利用するなら、面接確約などのスカウト機能が充実している転職サイトがおすすめです。

 

企業側が、登録している職務経歴に興味をもってくれているので、自分で求人を探して応募するよりも選考に通りやすいです。

特に面接確約などの特典が付いたスカウトは、書類選考が免除されるなど選考に有利です。

 

面接確約などのスカウトは、「応募しませんか?」というオファーなので、内定が約束されているわけではありません。
面接で落ちることもあるので、面接対策・企業研究をしっかりおこない面接に臨むようにしましょう。

 

次の2つの転職サイトは、面談確約などの特典があるスカウトメールがあり、スカウトの質もいいです。

 

ミイダス

ミイダスは、手軽に自分の市場価値を知れるだけでなく、会員登録しておくと面接確約のスカウトメールだけが送られてくる転職サイトでもあります。

 

登録も簡単、スキルや経験に関する質問に答えていくだけなので5分くらいですみます。職務経歴書をまだ書いていなくても登録できるので、時間がなくても簡単に始められます。

 

公式サイトはこちら
市場価値診断ならミイダス!

 

ビズリーチ

管理職や専門職などのハイクラス層と呼ばれる人などを対象に、年収1000万などの高年収の求人を専門で紹介する転職サイトです。

 

ビズリーチのプラチナスカウト(面接確約)は、的外れなスカウトがなく、プラチナスカウトをもらったことがきっかけで内定までつながったという口コミも多かったです。

 

公式サイトはこちら
会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』

 

 

 

転職エージェントの選び方、使い方

働く女性

転職エージェントは、キャリアアドバイザーとのやり取りを面倒に感じて、仕事が忙しい方は利用するのを敬遠してしまうかもしれません。

 

ですが、いまの転職事情や転職ノウハウを教えてもらうこと、自分では探しにくい求人を紹介してもらうことで、転職活動にかかる時間を短くできます

転職活動にかけられる時間が少ないからこそ、転職エージェントを利用することをおすすめします。

 

仕事が忙しいときに転職エージェントを選ぶコツ、利用のするときのポイントは、『求人数が多く、転職ノウハウが豊富、土日も対応をしてくれる転職エージェントを1社だけ利用する』ことです。

 

複数の転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーとのやり取りがその分増えて大変です。

利用している転職エージェントが1社だけなら、面接が重なり困ったときも優先順位などを相談でき、企業側との日程も調整してもらいやすいですが、別々の転職エージェントでは調整が難しくなります。

 

次の3つの転職エージェントは、求人数が多く、土曜、もしくは日曜日も面談の対応をしてくれます。大手の転職エージェントなので転職ノウハウも豊富です。

 

リクルートエージェント

業界No1といわれる転職エージェントです。非公開求人が20万件以上と、ぐんを抜いて多いです。

 

土日、祝日でも面談をしてもらえます。

拠点が東京(丸の内、立川)、宇都宮、さいたま、千葉、横浜、京都、大阪、神戸、名古屋、静岡、北海道、東北(宮城)、中四国(広島、岡山)、福岡にあります。

 

公式サイトはこちら
リクルートエージェント

 

 

doda転職エージェント

業界No2の転職エージェントです。保有求人数は10万件以上と幅広い業界・業種の求人が揃っています。

 

休日は土曜日のみ面談してもらえます

拠点は、東京(丸の内、浅草橋)、横浜、札幌、仙台、名古屋、大坂、岡山、広島、福岡にあります。

 

キャリア相談にも親身に応じてもらえ、同じような求職者の成功例も教えてもらえるので、自分もきっと転職できるという気持ちになれます。
電話やメールでこまめにサポートしてもらえるので、相談もしやすいです。

 

公式サイトはこちら
業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/doda

 

パソナキャリア

オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門で4年連続(2019年~2022年)総合1位に選ばれるほど利用満足度の高い転職エージェントです。

 

紹介企業(取引実績企業)は28,000社以上と、リクルートエージェントやDODAに次ぐ規模です。
希望にあう求人に絞って紹介する方針とのことで、紹介される求人数は少なく感じるかもしれませんが、求人の質はよかったです。

 

営業職やIT技術職、事務職、人事総務などの管理系職種などの求人が多く、飲食や販売職などサービス業の求人は少なめです。

 

休日は、土曜日のみ面談してもらえます。

拠点は、東京(丸の内)、大阪、名古屋、静岡、広島、福岡にあります。

 

転職希望者に寄り添った親身なサポートが人気で、初めて転職する人からとくに好評なのが、面談するともらえる「転職必勝ガイド」という冊子です。転職必勝ガイドは、”目を引く”職務経歴書の書き方や自己PRの作り方など転職活動で必要になる一通りの知識を、イラスト付きで分かりやすく解説したノウハウ集です。いちいちネットで調べる必要がなくなるので、とても便利!

 

公式サイトはこちら
転職エージェントのパソナキャリア

 

ここで紹介した以外の転職エージェントの土日・祝日の面談対応については、こちらの記事を参考にしてください。

 

土日でも時間を作るのが難しいという方は、電話面談を利用するという方法もあります。
今回紹介した3社とも電話でも面談してもらうことができます。

 

 

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