既卒で就活するなら就活エージェントを利用したほうがいいと聞いたけれど、どこがいいんだろう?
調べてみるとたくさんあって、どの就活エージェントがいいのか迷いますよね。
どこも似たように見えますが、よくよく調べてみると求人の質や就職支援の内容(選考過程での特典など)は各社さまざま。思ったより違いがありました。
就活エージェント8社の求人の質や就職成功率などを比較した結果、おすすめの3つの就活エージェントをご紹介します。
就活エージェントを利用するコツや注意点も解説するので、参考にしてくださいね。
既卒におすすめの就活エージェント
求人数が多い、ブラック企業対策がされている、書類選考免除の特典があるなど、既卒の就活におすすめのエージェントを3つ紹介します。
いい就職ドットコム
登録者数20万人、2002年から運営していて既卒向けの就職支援サービスでは老舗に入ります。
求人数も多く、ブラック企業対策もしっかりしていて、安心して利用できる就活エージェントです。
サイト上で気になる求人を選んだうえでエージェントに相談できる点が、他ではあまりないサービスです。
趣味や性格などを登録しておくことで書類選考免除のオファーを受けられるサービス(アッテミオファー)もあります。
自分のペースで就職・転職活動をしたい方、これから就職活動を始める方に特におすすめ。
会員登録しなくても求人を検索することができるので、まずは気になる求人があるか探してみてくださいね。
対象職種・業界 | 全職種 |
保有求人数(企業数) | 5000件以上 |
特徴 | サイト上で気になる企業(求人)を選んで相談できる 面談確約オファーを受けられる「アッテミオファー」 全企業訪問のうえ、ブラック企業の求人を独自基準で除外 |
店舗の場所 | 東京、大阪、名古屋 ※WEB面談・電話面談も可能 |
面談(受付)時間 | 平日の9時から18時 |
公式サイト | いい就職.com![]() |
詳細 いい就職ドットコムの特徴・利用するメリットや注意点を解説
就職Shop
今回紹介する中ではもっとも求人数が多い就活エージェントです。
大手人材紹介会社であるリクルートが運営しています。この企業数すべてを訪問取材して紹介できるのは、さすが大手の営業力だなと思います。
体験談を調べてみると、短期(応募してから2週間程度)で決まっている人もいて、ちょっと驚きました。
書類選考免除で応募でき、面接対策をしっかりしてもらえるので選考の通過率が高く、短期での内定につながっているのだと思います。
対象職種・業界 | 全職種 |
保有求人数(企業数) | 10,000社以上 |
特徴 | 書類選考免除 全企業訪問取材 |
店舗の場所 | 銀座、新宿、北千住、立川、横浜、 千葉、大宮、大阪、京都、神戸 ※新型コロナウィルス対策としてオンライン対応中 |
面談(受付)時間 | 平日の10時から18時半 |
公式サイト |
ウズキャリ
求人数は先に紹介した2社より少ないのですが、ブラック企業対策がしっかりしていて、就職率が86%、定着率が96.8%と高く、何よりもあなたが働き続けられること(定着率)を大切に求人を紹介してくれる就活エージェントです。
サポートしてくれる社員の方が既卒・第二新卒での就活経験者なので、悩みに共感してもらえ、同じ目線で就職サポートをしてもらえると評価が高いです。
IT業界の求人に強いので、エンジニアになりたい方などに特におすすめです。
対象職種・業界 | 全職種 |
保有求人数(企業数) | 1500社以上 |
特徴 | 全企業訪問のうえ、独自基準でブラック企業を除外 |
店舗の場所 | 新宿、大阪、名古屋、福岡 ※電話・Skype面談でも利用が可能 |
面談(受付)時間 | 平日の9時から19時 |
公式サイト | 【ウズキャリ既卒】![]() |
就活エージェントとは
就活エージェントについて、簡単に解説しておきますね。
就活エージェントは、就職活動のすべてをサポートしてくれます。基本的に「無料」で利用できます。
「新卒向け」と「既卒向け」(第二新卒・フリーター含む)と別れている場合もあるので、「既卒」を対象としているか確認して申し込むようにしましょう。
就活エージェントと転職エージェントの違い
エージェントというと転職エージェントが思い浮かぶ人もいますよね。
既卒の就活には転職エージェントはおすすめしません。
就活エージェントは初めて就職する人を対象にしているのに対し、転職エージェントは転職したい人を対象にしているからです。
転職エージェントは、職歴のある人のサポートを得意としています。求人も経験者を求めている企業が多いので、職歴のない既卒には利用するメリットが少ないです。
既卒向け就活エージェントを利用するメリット
既卒向けの就活エージェントでは、あなた専任のキャリアアドバイザーが付き、次のようなサポートをしてもらえます。
- 希望にあう、既卒を受け付けている企業を紹介してもらえる
- エントリーシートの添削や、面接対策をしてもらえる
- 就活への不安や相談にのってもらえる
これらのサポートを受けられるので、1人で就活するより就職できる可能性が高く(内定がとりやすく)なります。
マイナビの調査(2019年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)によると既卒の就職率は43.3%ですが、就活エージェントの中には80%以上の就職率のところがいくつもあります。
既卒の就職率について詳細はこちら
キャリアアドバイザーは、色々な相談にものってくれます。
など、こんなことを聞いてもいいかな?ということも相談して大丈夫。
既卒の就活は孤立しがち。
相談できる場をもっておくのは、内定をとるまであきらめずに就活するためにとても大事です。
既卒向けの就活エージェントを利用するコツと注意点
1人で就活するよりも就職できる可能性が高くなる就活エージェントですが、利用するにはちょっとしたコツと注意することがあります。
- 既卒になった理由、不安なこと、嫌なことは正直に伝える
- 業界や職種だけでなく、その仕事を志望する理由を伝える
- 複数の就活エージェントを利用する
それぞれ解説していきますね。
既卒になった理由、不安なこと、嫌なことは正直に伝える
既卒になった理由は、さまざまですよね。
- 一生懸命に就活したけれど内定が出なかった
- 内定取り消しになってしまった
- そもそも学生のときに就活しなかった
正直に話して、「ダメな人と思われたくない」という気持ちが出るかもしれません。
でも、正直に話しましょう。
企業の面接では、自分が隠しておきたいことほど深く質問されます。
嘘をついて面接でボロが出てしまうより、キャリアアドバイザーに正直に伝えて、面接対策などを一緒に考えてもらったほうが内定に近づきます。
不安に思っていること、嫌だと思っていることも正直に伝えておけば、あてはまるような企業は除いて紹介してもらえます。
業界や職種だけでなく、その仕事を志望する理由を伝える
志望する業界や職種だけを就活エージェントに伝えるのではなく、その仕事を志望する理由も伝えましょう。
理由を伝えることで、自分では探せていない「希望に合う仕事」を紹介してもらえます。
例えば、「海外営業職の仕事が希望です」と伝えるのではなく、「語学力を活かせる仕事がしたいので、海外営業職を志望しています」と伝えれば、海外営業職だけでなく、他の職種の語学力を活かせる仕事も紹介してもらえます。
こちらで、体験談を紹介しているので、参考にしてくださいね。
複数の既卒向け就活エージェントを利用する
一番いいところ1社を利用したいと思うかもしれませんが、就活エージェントは複数利用するのがおすすめです。
- 紹介される企業数(求人数)が増える
- 色々な視点からのアドバイスをもらえる
- 就活エージェントの事情に左右されずにすむ
などのメリットがあります。
紹介される企業数(求人数)が増える
新卒で利用していた就活サイトと比べると、就活エージェント1社が保有している企業数(求人数)は少ないです。
複数の就活エージェント利用することで紹介される企業数(求人数)が増え、希望条件にあう企業に出会える可能性があがります。
色々な視点からのアドバイスをもらえる
就活へのアドバイスの質は、担当のキャリアアドバイザーの力量に左右されるところがあります。
複数のキャリアアドバイザーから色々な視点のアドバイスをもらうことで、たくさんの選択肢の中から自分の方向性や応募する企業を選ぶことができます。
就活エージェントの事情に左右されずにすむ
キャリアアドバイザーは、自社(就活エージェント)が保有している企業(求人)をもとに、企業の紹介・アドバイスをしてきます。
A社の就活エージェントでは希望する仕事は難しい(ない)と言われても、他の就活エージェントには求人があったりします。
複数の就活エージェントを利用することで、希望する仕事に就くことが本当に難しいのか、たまたまその就活エージェントでは難しかっただけなのかが分かります。
まとめ
既卒は、1人で就活するより就活エージェントを利用したほうが「就職できる可能性」が高くなります。
就活エージェントを利用するコツ・注意することは、次の3つ。
- 既卒になった理由、不安なこと、嫌なことは正直に伝える
- 業界や職種だけでなく、その仕事を志望する理由を伝える
- 複数の就活エージェントを利用する
- 紹介される企業数(求人数)が増える
- 色々な視点からのアドバイスをもらえる
- 就活エージェントの事情に左右されずにすむ
などのメリットがあります。
既卒向けの求人数が多い、面接から受けられる(書類選考免除)、就職率高いなど既卒の就職に強いエージェントを紹介したので、ぜひ参考にしてくださいね。
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