ビズリーチの会員登録時の審査は年収だと思われがちですが、高年収でも審査に落ちた人がいます。
ビズリーチでは何が審査され、どのような人が落ちるのでしょうか?
ビズリーチの審査に承認された人、落ちた人、ビズリーチから公開されている情報から、審査に承認されるためのポイントと、落ちた場合の対処法をまとめました。
ビズリーチはなぜ審査があるの?
ビズリーチは管理職や専門職、グローバルで活躍している人向けに、年収1000万などの高年収の求人を紹介する転職サイトです。
ハイクラス転職サイトとも呼ばれています。
ビズリーチは求人を掲載する企業に対し、経験やスキルが高く「即戦力」となる転職希望者が登録していることを売りにしているので、その基準を満たしているかどうかを審査しています。
審査されるタイミングや審査にかかる時間
審査されるタイミング
会員登録のページに「※ビズリーチは登録時に審査があります」と書かれているので、審査に承認されないと会員登録が出来ないように感じますが、会員登録自体はメールアドレスさえ持っていれば、誰でもできます。
ビズリーチの会員登録は3つのステップに分かれていて、「詳細情報の登録」が終わると審査が始まります。
- メールアドレス、年収、パスワードの登録
- 基本情報の登録
- 詳細情報の登録
審査にかかる時間と結果
審査にかかる時間は、3日ほどです。審査結果は、3営業日以内にメールで届きます。
審査結果のメールには、どの会員クラスで承認されたのかも記載されています。
件名:【ビズリーチ】〇〇様の職務経歴書が承認されました
職務経歴書をご登録いただきまして、誠にありがとうございました。
審査の結果、〇〇 様を【タレント会員】として承認させていただきました。
会員クラスとは
ビズリーチには、会員クラスと呼ばれる会員の種類があります。
会員クラスには、ハイクラス会員とタレント会員の2つがあり、応募できる求人や利用料金などが変わります。
年収750万以上がハイクラス会員、未満ならタレント会員と年収を目安に分けられているようです。
審査結果と一緒にビズリーチ事務局からどの会員クラスとして承認されたのか連絡があります。自分では会員クラスを変更することはできません。
ビズリーチの審査基準は?
審査基準
ビズリーチのサイトでは次のように書かれていて、具体的な基準は公開されていません。
審査基準は、ビズリーチに掲載している求人情報の応募条件を満たすキャリアをお持ちであることです。 ただし、具体的な審査基準は公開しておりません。
引用元:転職サイト ビズリーチ > Q&A
ビズリーチが登録時に審査をするのは、「求人情報の応募条件を満たすキャリアを持っている」ことを確認するためです。
登録した職務経歴やスキルなどの職務経歴書から、応募条件を満たすキャリアを持っているかどうかが審査されていると考えられます。
審査に落ちたのはどんな人?
どんな人が審査に落ちたのか、気になりますよね。審査で落ちた人を調べてみました。
社会人経験が比較的少ない20代や、500万以下の年収、マネジメント経験がない人は落ちているのかと思いましたが、そうでもありませんでした。
- 20代で特別なスキルはない方
- 300万円台の年収の方
- 50代だけれどマネジメント経験がないという方
一方で、
- 40代でスキルも管理職経験もある方
- 年収も高く、経験豊富な50代の方
登録してみないと承認されるかどうかは分からないといえます。
審査で承認されるポイント
具体的な審査基準は公開されていませんが、ビズリーチのサイトを読むと、審査に通るためのポイントがみえてきます。
審査結果のメールにも書かれているとおり、審査で承認されるのは「職務経歴書」になります。
経験やスキルをしっかり伝えられる職務経歴書を登録することで、承認される可能性が上がります。
承認される職務経歴書の書き方は、ビズリーチの職務経歴書のアドバイスが参考になります。
職務要約
職務要約は、今までの経歴を箇条書きで並べがちですが、一貫性をもったストーリーで書くと伝わりやすくなります。
成果を書くときには、具体的な数字(売上、人数、規模など)を入れるようにしましょう、説得力が上がります。
大学を卒業後、インターネット広告会社で広告営業からキャリアをスタートし、3年間にわたって大手企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。開拓した企業は通算200社で、年間約5000万円の売上に貢献した。
その後、業界大手のインターネットメディアを運営する企業に新規事業部のマネージャーとして転職し、約30名のプロジェクトメンバーをマネジメントしながら、新規メディアの立ち上げとプロモーションの企画・プロデュースを担当。リリース後2カ月で黒字化に成功し、年間1億円の効果を出す国内最大手メディアへと成長させ、社長賞を受賞した。
スキル
スキルがあることをアピールしたくて、ついついたくさん書いてしまいがちですが、「色々スキルがあるのは分かるけれど、どの仕事が得意で任せられるのか分からない」という印象を読んだ人に与えてしまう可能性があります。
就きたい仕事に関連するスキルを5~8個程度えらんで、「業務内容」「役割と責任」「業界」「成果」をからめて文章化してみましょう。
新規事業立ち上げにあたっての事業構造分析、戦略立案・策定能力
事業立ち上げ・製品開発にあたっての組織マネジメント能力
職務経歴
職務経歴は、職務要約やスキルで記載した内容を、数字や実績を記載することでより詳しく説明するものです。
次のような点を意識して書くようにしましょう
- 会社名、役職・部署名、在籍期間を正確に記載する
- 業務内容は、役割と成果をセットで記載する
- 1つの業務は、3行以内を目安に記載する
- 成果はできるだけ数値化し、定量的に記載する
- 重要な経歴を重点的に説明する
審査に落ちた時の対処法
ショックなことに、ビズリーチの審査に落ちてしまった場合は、まず審査結果のメールの内容を確認しましょう。
それによって対処が変わります。
落ちた理由が連絡されている場合
登録内容が不足していた場合は、審査結果で伝えてもらえます。
その場合は、指摘された情報を入力して、再審査依頼をだしましょう。
落ちた理由が分からない場合
情報不足以外の場合は、承認されなかった理由を教えてもらえません。
職務経歴書の内容を修正して再審査依頼を出すことはできますが、承認されるとはかぎりません。
念のため再審査依頼をだしつつ、他の転職サービスにも登録しましょう。
高年収の求人を扱っている転職サービスは増えているので、いい転職ができるチャンスは十分あります。
ハイキャリアの転職に強い転職エージェントやサイトを紹介するので、参考にしてください。
パソナキャリア
管理職やハイクラス転職のイメージは薄いかもしれませんが、2022年のオリコン顧客満足度ランキングのハイクラス・ミドルクラス転職で、3位に選ばれるなど、ハイクラスの転職でも評価が高いエージェントです。
社内にハイキャリアの求人を開拓する専門チームがあり、精査したうえで質のいい求人を紹介しているそうです。
希望にあう求人に絞って紹介する方針とのことで、紹介される求人に的外れなものが少ないのもいい点です。
求職者の希望にこたえる親身なサポートが好評で、JACリクルートメントやリクルートエージェントと比べて、利用しやすいと感じている人も多いようです。
個人的には、面接の前に企業側が選考で重視している点や他の応募者の不採用理由などを、企業担当者から直接教えてもらえたおかげで、しっかり面接対策ができた点がよかったです。
公式サイトはこちら
転職エージェントのパソナキャリア
JACリクルートメント
管理職の転職や、外資系企業の転職に強い転職エージェントです。
オリコン顧客満足度ランキングのハイクラス・ミドルクラス転職で、3年連続1位に選ばれているほど、利用満足度の高い転職エージェントで、転職希望者へのアドバイス力、紹介する求人の質、的確さが好評です。
求人企業に実際に訪問している担当者から求人を紹介してもらえるので、企業の社風や経営者の人柄、事業への熱意など、とても詳しく聞くことができます。
求人数はリクルートエージェントほどではありませんが、応募したい求人はJACリクルートメントのほうが多かったという口コミも結構ありました。
個人的には、求人紹介の時点で一つ一つの求人について詳しく説明してもらえたおかげで、応募するかどうかの判断がしやすかった点がよかったです。
公式サイトはこちら
JACリクルートメント
リクルートエージェント
業界No1といわれる転職エージェントです。
管理職や、グローバル人材の転職にも強いと言われています。
リクルートエージェントの特徴は保有求人の多さ、他の転職エージェントでは求人が少ない業界や業種も、リクルートエージェントならあると言われています。
サポート期間が3か月と少し短いですが、求人数が多くどんどん応募できるので、短期で転職したいという方なら十分な期間だと思います。
※選考中の求人があれば、サポート期間は延長されるので安心してください。
利用したときの印象は、紹介される求人に一部上場企業や大手企業が多く、今より上の規模の企業を目指したいなら登録は必須だなと感じました。
公式サイトはこちら
リクルートエージェント
リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)
リクルートが手掛けるハイクラス向けの転職サイトです。
年収800万以上の高年収求人が中心で、管理職、専門職の求人が数多く紹介されています。
リクルートダイレクトスカウトに登録している転職エージェントを介して求人の紹介、応募を行う仕組みになっています。(企業から直接スカウトが来る場合もあります)
自分にあう求人を、たくさんの転職エージェントから紹介してもらえるので、効率的です。
自分で転職エージェント(担当者)を指名できる仕組みもあるので、信頼できる経歴の担当者にお願いすることもできます。
ビズリーチと比べると求人数は少ないですが、無料で利用できます。
公式サイトはこちら
リクルートダイレクトスカウト
まとめ
ビズリーチの審査基準は公開されていません。
承認された人、落ちた人の違いを調べてみましたが、
- 年齢が若く、管理職経験がなくとも承認された人
- 高年収で、管理職経験があっても落ちた人
もいて、年収や年齢、役職経験などの条件で一律に承認されないわけではなさそうです。
ビズリーチのサイトを読むと、審査に通るためのポイントがみえてきます。
ビズリーチが登録時に審査をするのは、「求人情報の応募条件を満たすキャリアを持っている」ことを確認するためです。
審査結果のメールにも書かれているとおり、審査で承認されるのは「職務経歴書」になります。
会員登録時の職務経歴書をしっかり入力することで、審査で承認される可能性が上がります。
公式サイトはこちら会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』
もし審査に落ちた場合は、
- 審査結果での指摘事項を修正し、再審査依頼を出す
- 他のハイキャリア向けの転職サイトや転職エージェントも利用する
のように対応しましょう。
審査で承認されずビズリーチを利用できないのはとても残念ですが、ハイキャリア向けの転職サポートにチカラを入れている転職サービスは増えているので、いい転職ができるチャンスは十分あります。
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