仕事が続かないのは、我慢が足りないからだと思っていませんか?
すぐに仕事を辞めてしまった自分を、仕事を続けている同期や友人と比べて「なんで我慢できなかったんだろう」「メンタルが弱いのかな」と責めてしまっている人もいるかもしれません。
私もアルバイトが続かなくて、こんなにいつもいつもすぐに辞めてしまって、会社に入って仕事を続けられるんだろうかと不安でした。
そんな私でも、仕事を続けられるコツや方法を意識して働いたら、10年以上おなじ会社で働き続けられました。
我慢なんてしなくても、メンタルが弱くても、仕事を長く続けることはできるんです。
私が意識した仕事を続けられるコツや方法は、とっても簡単。やってみたことを具体例を交えて紹介していくので参考にしてみてくださいね。
あなたもこのコツを知れば、きっと仕事を続けられる人になれます。
仕事を続けるために我慢はいらない
我慢して働き続けた結果
仕事が続かないのは、我慢ができないことが理由だと思っている人が多いですよね。
例えば、リクナビNEXTの「仕事が続かない人にありがちな特徴」いう記事。ここにも「我慢ができない」とありました。
- 理想が高すぎる
- 我慢ができない
- 人付き合いが苦手
- 仕事に目的がない
たしかに我慢が必要な時もありますが、我慢し続けて働くことはおすすめしません。
我慢して我慢して心と体を壊してしまった人を、何人も見てきているから。
仕事は我慢なんてしなくても続けられます。そのために身に付けるといいのが「対応力」。具体的に説明していきますね。
我慢より対応力を身に付ける
仕事をしていると嫌なことってあります。そんなとき、どうしていますか?
我慢していますか?それとも「こんな嫌なことがあるなら仕事を辞めようかな」って思っていますか?
嫌なことがあった時に大切なのは、気持ちが少しでも楽になるように工夫すること、対応する力をつけることです。
例えば、私には苦手な同僚がいました。ものの言い方がきつくて、話していると傷つくんです。同じ仕事を担当することになったとき、とても憂鬱で会社に行くのが本当に嫌でした。
そこで、同僚とのコミュニケーションの仕方を変えることにしました。
具体的には、直接会話をすることをやめました。傷つくことを言われるのでね。
基本的にメールやチャットでやり取りします。目の前に座っていても、話しかけません。文字として残っていると、言った言わないが減るので、無駄なトラブルも減ります。
メールやチャットも個人間ではやり取りせずに、かならず他の人もいれて2人になることを避けます。そうすると他の人の目もあるので、嫌味を言われたり、理不尽に怒られたりすることが少なくなり、気持ちがずいぶん楽になりました。
半年後、担当していた仕事は終わりチームは解散。メールのやり取りを見ていた上司は、私たち二人が合わないことを察して、そのあと同じ仕事を担当させることはありませんでした。
もし今、仕事で嫌だと思っていることがあるなら、少しでも自分が楽になる方法を考えてやってみましょう。
仕事を続けるコツや方法
「対応力を身に付ける」も仕事を続けるコツの1つですが、すぐには出来ることが思いつかないという方もいますよね。
ここでは、すぐに簡単にできる仕事を続ける方法を、ワークや具体例を交えて紹介していきます。
続けられる仕事や環境を知る
転職先を決める前にやってほしいのが、自分が「続けられる仕事や環境を知る」こと。
どんな人にも合う仕事、合わない仕事はあるものです。他の人が続けられるからといって、自分も続けられるとは限りません。
自分がどういう環境(仕事内容、社風、人間関係)だと続けられるのかパターンを探し、そのパターンに合う会社を転職先として選びましょう。
自分が続けられる仕事や環境が分からないとう方は、私が「続けられる仕事や環境を知る」ためにやってみたワークを紹介するので、やってみてくださいね。
手順1.続いた仕事、続かなかった仕事を書き出す
今までの仕事や趣味、アルバイトで続いたもの、続かなかったものを書き出します。
趣味やアルバイトも入れて考えるのは、次の仕事の選択肢を広げるためです。
私の後輩は、絵を描いたり写真をとったりすることが好きでした。ほとんどのアルバイトを短期で辞めてしまっていましたが、ネットショップのバナー作成のアルバイトだけは続いたそうです。
その経験から、Webデザイナーの仕事について、最初は10人程度の小さい会社でスキルを身に付け、その後転職して上場企業の仕事を担当できるまでに成長しました。
手順2.続いた仕事、続かなかった仕事のパターンを見つける
続かなかった仕事の共通点と嫌だと感じた点、続いた仕事の共通点と楽しかった点を見つけます。
私の場合なら、続かなかった仕事は販売や飲食などの接客業。
嫌だと感じていた点は、
- 暇な時間が、手持ち無沙汰で耐えられない
- 同僚とのおしゃべりも最初はいいけれど、そのうち話すことが見つからず辛い
- 販売系で成果が個人主義だった時は、ちょっとギスギスした感じの人間関係が嫌だった
続いたものは、書類の仕分けや塾の答案添削などの事務。
楽しかった点は、
- ノルマを、黙々と片付けていく感覚が楽しい(達成感を感じられる)
- 仕分け作業の効率を上げるために、自分で工夫していくのが楽しい
- 自分の分が終わったら他の人の分も手伝うという、和気あいあいという雰囲気が好きだった
という感じでした。
続いた仕事やアルバイトがない、という人もいるかもしれません。「自分としては続いたほう」というものでいいんです。
私が続いたものとして上げている事務のアルバイトは、期間としては半年くらいです。でも、3ヵ月くらいで辞めているアルバイトが多い中で、半年続いた事務のアルバイトは、私にしては続いた仕事でした。
手順3.転職先を選ぶときの基準を決める
最後に、転職先を選ぶときの基準を決めます。
続きやすいパターンの仕事を選び、続かなかったパターンの仕事は興味があっても外します。
私の場合なら、次の転職先として選ぶのは、
- デスクワーク中心の仕事
- チームワークを重視し、雰囲気が穏やかな社風
- ある程度忙しい職場
反対に転職先から外すのは、
- 販売などの接客業
- 個人主義の会社
- ひまそうな職場
私は就職活動をしていた時にすごく行きたい会社があったのですが、最初の数年は店舗で接客をすることが必須だったので、迷ったあげく辞めました。入社しても店舗勤務中に辞めてしまうからです。
短期間で辞めてしまった仕事(経験)は、無駄ではありません。経験してみないと、合うか合わないか分からないものです。合わないことが分かって良かったね、と思えばいいんです。
自分の成長を認める・ほめる
新しい仕事に就いたときには、たいして仕事は出来ないものです。20代で、仕事経験が少ないならなおさら。毎日だって怒られちゃうかもしれません。
そういう時は、前より少しでも出来るようになったことを探して、自分をほめましょう。多少上司から怒られても、前より出来ているから大丈夫と自分を励ますようにしましょう。
「前は出来なかったけれど、今回は出来たじゃん、えらい!」と。
小さなことでいいんです。電話に出る時に緊張せずに話せるようになった、なんていうのだって出来るようになったことです。
自分の成長を実感できると、仕事を続けるメリットを感じることができます。
仕事をしているときの「楽しい」を探す
仕事をしていて「楽しい」と感じること、「楽に(ストレスなく)」できることを探しましょう。
例えば私なら、
- 担当した機能をどうやったら実現できるか考えること
- 担当した機能が動いた瞬間
- 黙々と1人で作業すること
- チームワークよく(助け合いながら)仕事をすること
仕事に辛さを感じていると見過ごしてしまいがちですが、自分の感情を丁寧にみていくと「楽しい」と思える仕事や、「楽にできている」仕事もあると思います。
そういった「楽しい」と感じられる仕事を増やしていくと、我慢をしなくても仕事を続けられるようになってきます。
仕事に就いたばかりで余裕がないときは、楽しいなんて感じられないかもしれません。
そういう時は、「集中してできた仕事」を探すといいです。楽しいことって、集中して出来るから。それがそのうち、自分の得意につながっていきます。
仕事を続ける目標期間をきめる
次はぜったいに続けられる仕事を選ぼうとすると、転職先を決めるのが怖くなってしまいます。
まずは1年。できれば3年続けることを目標にしてみましょう。
目標とした期間を働いてみて、もし嫌だったら辞めてまた転職してもいいと自分にOKを出しておくと、少し気が楽になりませんか?
3年勤めることをおすすめするのは、3年もあれば自分が担当した仕事で結果を出せるようになっているからです。そうすれば、転職もしやすくなります。
もし働き続けられるようなら、5年を目安にしてみるのもいいかもしれません。
リクナビNEXTの『「運命の仕事と出会えてますか?」白書2012』の記事に、運命の仕事に出変えたと感じた人の半数以上が、その仕事を運命の仕事だと感じるまで5年未満と回答していると紹介されていました。
「運命の仕事」だと感じるまでの就業年数について聞いたが、もっとも多かったのが「1年以上3年未満」と「3年以上5年未満」という結果に。意外と早いうちにそう思っている人が多いようで、5年未満と回答した人が54.1%と半数を超えていた。
私も、仕事をしていく上で支えになっている出来事が入社して3年目にありました。
1年未満で仕事を辞めてしまうのは、もったいないのかもしれません。
まとめ
我慢なんてしなくても仕事を続けることはできます。
我慢せずに仕事を続けるコツは、次の5つ
- 続けられる仕事や環境を知る(選ぶ)
- 自分の成長を認める・ほめる
- 仕事をしているときの「楽しい」を探す
- 対応力を身に付ける
- 仕事を続ける目標期間をきめる
短期間で仕事を辞めてしまうと、続けられなかった自分をついつい責めてしまいがちです。
ですが、続かなかった仕事(経験)は、無駄ではありません。経験してみないと、合うか合わないか分からないものです。合わないことが分かって良かったね、と次の仕事選びにいかせばいいんです。
そうはいっても・・・
- ワークをしても、自分が続けられる仕事や環境が分からない
- 短期間での離職を繰り返しているから、次の転職は失敗したくない
という方もいますよね。
そういう場合は、1人で悩むのではなくキャリアのプロに相談してみましょう。
例えば、「ポジウィル キャリア」のキャリアサポートでは、専門のトレーナが自己分析や転職活動全般をサポートしてくれます。
20代で仕事が続かず(短期間での離職を繰り返してしまい)、転職に不安を感じていた女性は、ポジウィルキャリアのサポートを受けたことで、自分が仕事を続けられる環境がわかり、ここなら長く働けるという会社に転職を成功させています。
具体的にどのようなサポートを受けたのか、こちらで紹介しているので参考にしてくださいね。
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