とりあえず応募しまくるをして分かったメリット・デメリット、複数応募のコツ

体験談

短期で転職先を決めるために、「希望と違ったとしても、少しでも興味をもったら、とりあえず応募したほうがいい」と言われています。

でも「希望と違うところに応募する意味なんてあるの?」とか、「転職に失敗したくないから(入社したらブラック企業だったとか)、じっくり調べてから応募したほうがいいんじゃない」と思いませんか?

 

『とりあえず応募しまくる』をしてみて分かったのは、確かにメリットもあるということ。

 

  • 実際にやってみて分かったメリット、デメリット
  • とりあえず応募(複数応募)で失敗しないためのコツ

を紹介します。

とりあえず応募しまくって分かったメリットとデメリット

メリット

転職エージェントを利用すると「少しでも興味があったら、とりあえず応募してください。」と言われることがあります。

 

実際に応募しまくってみると、転職エージェントが「とにかく数を受けて!!」という気持ちが分かりました。

なぜなら、転職できる可能性が上がるから。

 

感じた主なメリットは、こちら。

  • 転職活動のモチベーションが保てる
  • 選考が通る(自分の強み)傾向が分かる
  • 面接で受かりやすくなる

 

転職活動のモチベーションが保てる

転職活動は、けっこう辛いんです。選考に落ちると自分自身や今までの経験が否定されたように感じて、へこみます。

とくに30代以降の転職活動で一番感じたのは、書類選考の厳しさ。20代の頃はわりと面接に進めたのに、書類選考で落ちる。

 

ところが、転職エージェントの方に従って2週間くらいでガンガン応募してみたら、「あれ?意外に書類選考って通るんだ」という感覚に変わりました。

 

実はこれ錯覚です。かなりの数、落ちています。でも書類選考が通る求人もチラホラある。

自分の気持ちが、選考が通ったほうに向いているから、落ちた求人が気にならないんです。

たしかに、すごく行きたいと思っていた求人に落ちると「あーーー、落ちたか残念」とは思います。でも、「そんなことより次の面接の準備をしないと!!」と前を向けるんですね。

 

選考に落ちたことに気持ちが向かうと、今のスキルや経験では転職できないように思えて、転職活動を辞めてしまいます(転職することをあきらめてしまう)。

選考が通った求人がいくつかあると、自己否定をせずに済むので、あきらめずに転職活動を続けることができます。

 

選考が通る(自分の強み)傾向が分かる

面接に進むと評価されたスキルや経験を知ることができます。

面接で聞かれる質問や、面接官から説明される企業の内部事情などから、「なるほど、このスキル(もしくは経験)が、書類選考に通った理由か・・・」と気づきます。これは面接まで進んでみないと分からない。

 

そして、1社評価されたということは、同じような背景や状況の会社も評価してくれる可能性があります。

実際、そのあとに面接まで進んだ企業の中には、同じような会社規模だったり、募集している求人の背景が似ているところがありました。ここもか!という感じです。

 

同じ職種の求人の中でも、面接まで進めた求人と似たような条件のものを選べば、書類選考が通る可能性が上がります。

 

面接で受かりやすくなる

面接は、場慣れしていると受かりやすく(選考に通りやすく)なります。

 

同じ職種の場合、聞かれる質問は似てきます。最初の企業で答えられなかったら、次の面接までには答えを考えますよね。そうすると、次は答えられる。

何度も何度も自己PRをしていると、最初はたどたどしかったものが、すらすら自信をもって話せます。

 

初めての面接では、緊張して相手の質問の意図をくみ取れなくて、かみ合わない答えを返してしまっていても、2社目、3社目はだいぶ落ち着いて相手の質問を聞けるようになります。

 

これが、ときどき面接にいく程度(月に1度や2度)だと、なかなか面接に慣れないんです。毎週のように面接に行っていたら、必然的に慣れてきます。

なので、面接に受かりやすく(選考に通りやすく)なり、最終的に内定に結び付くんですよね。

 

デメリット

とりにかく応募しまくるとデメリットもあります。

  • 行く気がない(転職意欲が低い)ところも応募してしまう
  • 面接の日程調整が難しくなる
  • 同じ求人に応募してしまう(重複応募)
 

行く気がない(転職意欲が低い)ところも応募してしまう

数を意識するあまり、「内定がでても行かないけれど、応募だけしてみるか」と申し込んでしまうところがありました。

 

興味がないところに応募するのは、お勧めしません。正直後悔しました。

行くつもりもないのに面接に行くのは、気分が憂鬱なだけでなく、面接の準備も負担になります。

なにより、そこしか内定が出なかった時に断るのが大変です。

 

面接の日程調整が難しくなる

書類選考が複数通ると、面接の日程調整が難しくなってきます。

 

面接の日程調整って、意外に時間がかかります。候補日を返しても2日~3日くらい回答が返ってこないことや、決まらず再度調整しなおしということもありました。

調整中で出している日時は、他の企業の面接候補日時には入れられないので、返せる日時が少なくなります。

 

同じ求人に応募してしまう(重複応募)

複数の転職エージェントを利用して求人に応募するときは、他の転職エージェントで応募していないか必ずチェックしましょう。

他の転職エージェントで応募していたのに、うっかり応募してしまったことがあります。2回くらいやりました。

 

特に先方から指摘されることはありませんでしたが、かなりのマナー違反だと言われています。応募していたことを忘れているわけですから、先方にとったら失礼きわまりないですよね・・・

 

とりあえず応募しまくるときのよくある疑問

しっかり調べずに応募して大丈夫?

とりあえず応募して入社してみたら「ブラック企業で転職失敗・・・」ということにならないか、不安になるかもしれません。

 

とりあえず応募したとしても、入社を決めるまでにはしっかり調べます調べるタイミングを、応募する前から面接前や内定を承諾する前に変えるだけです。

 

書類選考を通過する確率は、30~50%というデータがあります(マイナビ転職資料)。しっかり調べても半分の時間は無駄になります。

興味があればまず応募してみて、書類選考が通ってから調べたほうが効率的だと思いませんか?

 

応募する求人数はどう決める?

応募する求人数は、転職に成功した人の平均応募社数を目安にしましょう。

 

できれば同じ状況(年代、スキル、希望する業界や職種)の人がいいです。大手の転職エージェントにはたくさんの成功事例があるので、同じような人の応募状況を聞いてみましょう。

近い人がいない場合は、年代が近い人の応募数を参考にしてみましょう。

応募するペースは、1ヵ月くらいを目安にしてもいいと思います。私は2週間くらいを目安にしましたが、かなり忙しくて辛かったです。

 

 

とりあえず応募(複数応募)で失敗しないためのコツ

失敗しないための3つのコツ

実際にとりあえず応募しまくってみて感じた、失敗しないためのコツは次の3つです。

  • 最低限の条件を決めて、それに合うものだけを応募していく
  • 興味のない求人や、受かりそうだからという理由で応募しない
  • 求人数の多い転職エージェントか、複数の転職エージェントを利用する
 

転職する上での最低限の条件(仕事内容や給与・通勤条件など譲れないもの)を決めておきましょう。

1つの求人に対して応募する/しないの判断が簡単になるだけでなく、なんとなく応募してしまうことを防ぐことができます。

 

少しでも興味があるなら応募していいと思っています。それほど興味がなかったけれど、面接にいってみたらよかったという会社はたしかにありました。

 

でも、興味がない求人や、できればやりたくないけれどスキルや経験が合うからという理由で応募するのはおすすめしません。

デメリットのところでも書きましたが、そこしか内定が出なかったときに断るのが大変です。

 

受かりそうだからと応募してしまうのは、いまの会社を辞めることが目的になってしまっているからです。

いまの会社を辞めたい一心で、自分の方向性があやふやなまま「とりあえず応募しまくる」と失敗しやすいです。

何のために転職するのか、本当にやりたい仕事は何なのか一度見つめなおしてみましょう。

 

「やりたい仕事が思い浮かばない」という方は、1人で考えるのではなく誰かにサポートしてもらうといいでしょう。

例えば、ポジウィルキャリアのキャリアサポートは「これからの人生、どう生きたいか?」という視点で、転職の方向性を一緒に考えてもらえるサービスです。

詳細 ポジウィルキャリアって何?特徴や利用してメリットのある人を解説

 

ポジウィルキャリアの無料相談では、カウンセラーがあなたの悩みを整理して、言語化できるように導いてくれます。いまの会社が嫌という中に隠れている、本当はこんなふうに働きたいという想いを見つけることが出来るかもしれません。

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公式サイト ポジウィルキャリア

無料相談の申し込みは「名前と連絡先」だけなので、とても簡単。面倒な日程調整や相談内容の説明は、後日かかってくる担当者からの電話でできます。

 

複数応募におすすめの転職エージェント

利用する転職エージェントは求人数の多いところがいいですが、無理に1社にする必要はありません。最低限の条件にあう求人がなければ、他の転職エージェントや転職サイトで希望する求人を探しましょう。

何社か登録してみると、意外と見つかるものです。

 

参考までに求人数の多い転職エージェントを紹介しておきますね。

パソナキャリア

オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門で4年連続(2019年~2022年)総合1位に選ばれるほど利用満足度の高い転職エージェントです。

紹介企業(取引実績企業)は28,000社以上と、リクルートエージェントやDODAに次ぐ規模です。

希望にあう求人を紹介する方針なので、一度に紹介される求人数はそれほど多くないかもしれませんが、「応募したい!」と思う求人は他の転職エージェントより多かった印象です。

 

強引さがなく、親身に相談にのってもらえるので、女性の方や、初めて転職活動をする方におすすめです。

初回面談で、転職活動のノウハウがイラスト付きでまとめられた「転職必勝ガイド」という冊子がもらえます。とても分かりやすかったですよ。

公式サイト 転職エージェントのパソナキャリア

 

リクルートエージェント

業界No1エージェントと言われるだけあり、求人数が多いです。大手や知名度のある企業の求人もたくさんありました。

サポートしている求職者数も多いので、同じような人の成功事例なども教えてもらえました。

親身に相談にのってもらえますが、向こうからどんどんアドバイスされるという感じではなかったので、聞きたいことはこちらから質問していきましょう。

公式サイト リクルートエージェント

 

DODA転職エージェント

業界No2の転職エージェントで、リクルートエージェントと同じくらい求人数が多いです。中堅~大手、知名度のある企業の求人が揃っていました。

キャリアアドバイザーの方がこまめに連絡をくれたので、迷っていることや不安に思っていることなど相談しやすかったです。同じような求職者の成功例なども教えてもらいました。

公式サイト 業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/doda

 

 

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