転職エージェントとの初回面談を電話ですませられるところもあるけれど、「満足できるサポートってうけられるのかな」と不安じゃないですか?
実際に何社か電話面談を受けてみて分かった対面との違いや、デメリット。
電話面談を上手くいかせるために準備しておいたほうがいいことなどを紹介します。
電話面談と対面の違い
転職エージェントに登録すると、まず最初に面談の案内がきます。
希望する求人の条件や職務経歴などを確認して、求人を紹介してもらう大事な場です。
初回面談は、転職エージェントのオフィスに行って対面で話したほうがいいんじゃないかなと思いつつ、場所が遠かったり、在職中で残業があったりして面談に行くのがむずかしい時もありますよね。
転職エージェントのオフィスでの面談と電話での面談では、ほとんど違いはありませんでした。サービスも、電話で質問される内容も同じ。
違った点は、求人を紹介してもらうタイミングです。
オフィスでの面談の場合は、こちらの希望を聞いた後、紹介する求人を探してきてくれて、その場で紹介されます。電話面談の場合は、こちらの希望を聞いたあとに、後日メールで求人を紹介されることが多かったです。
電話面談の場で紹介される場合は、こちらの希望を聞く前に転職エージェントが選んでおいた求人(転職エージェントが紹介できる、もしくは紹介したいと思う求人)を紹介されました。なので、希望と違う求人も結構ありました。
電話面談のメリット・デメリット
メリット
電話面談のメリットは、転職エージェントのオフィスまで行く手間がないこと。自分の都合のいい時間に電話だけですませられるのは、楽でした。
電話も転職エージェント側からかかってくるので、電話代を気にする必要もありません。電車賃もかからないから、お財布にも優しい。
デメリット
電話面談で感じた主なデメリットは、次のようなこと。
- 伝わりにくさを感じる
- 求人のやりとりが面倒
- 相談しづらさを感じる
伝わりにくさを感じる
電話面談で感じた一番のデメリットは、話が伝わりにくいと感じることがあった点です。
対面なら職務経歴書へのアドバイスは、その場で資料を見ながら話せます。電話ではそれができないので、指摘やアドバイスをもらっても「どこのことかな?」とピンとこなかったことがありました。
また、対面と違って表情が伝わらないので、聞かれたことに考えていて言葉に詰まっているということが伝えづらいんです。電話で無言になると気まずいのでこちらの気持ちも焦るし、なんだかうまく伝わらずもどかしい想いを何度かしました。
求人のやりとりが面倒
電話面談の場合、求人の紹介が面談後にメールや、転職エージェントのサイトに登録しているマイページに宛てに送られてくる場合が多いです。
その場で紹介されるときと比べて時間がかかります。また送られてきた求人への疑問や、詳しく聞きたいと思うことがあるとメールでやり取りすることになり、さらに時間がかかります。
その場で求人を紹介されたときも、電話だと声が聞きづらいこともあり、なんとなく話しを聞くだけになりがちでした。その求人のよさを説明してくれても資料がないので頭に残りにくい、メモを取るのもなかなか難しかったです。
相談しづらさを感じる
電話を受ける時間と場所によっては、相談しづらい、話しにくいと感じることがありました。
平日のお昼の時間などを利用して電話面談を受ける場合、カフェのようにまわりに人がいる場所だと話しづらかったです。公園などのできるだけ静かな場所を選んでも、人がとおるとちょっと気になる。
転職したい理由や希望条件など、まわりの人に聞かれたくないですよね。
転職エージェントのオフィスの場合は、だいたい個室になっているので、周りを気にせず話せます。悩んでいること、迷っていることを相談するには、対面のほうがいいと感じました。
電話面談を上手く利用するコツ
静かに話せる場所を見つけておく
電話で話すと、どうしても相手の声も聞き取りにくいし、こちらの声も届きにくいです。
周りに人が少なく、静かな場所を事前に探しておきましょう。
お昼休みを利用する場合は、ランチや時計の確保を
もし、会社のお昼休みの時間を利用して電話を受けるなら、ランチの確保も大切です。
電話面談は、短くても30分~40分くらいはかかります。電話を受ける場所に移動する時間も考えると、お昼を食べる時間がほぼないということも何度かありました。
電話を受ける前もしくは後に、さっと食べれるものを用意しておきましょう。
また、最近は携帯を時計代わりにしていて、腕時計をしていない方も増えていますよね。
電話で話していると時間が分からなくなります。午後の始業までに会社に戻れるか不安になったりしたので、腕時計を用意するか、時計が見える場所を確保しておくといいでしょう。
話す内容を用意しておく
お昼休みを利用する場合は特にですが、電話面談は対面と比べて時間が短い場合が多いです。
面談で聞かれる内容は、どの転職エージェントでもほぼ決まっているので、事前に答えを用意しておくことをおすすめします。電話中に考える時間を減らし、転職エージェント側からのアドバイスをもらえる時間を増やすと、面談後の満足感が高くなります。
質問されることは、だいたい次のようなものです。
- 転職を考えている理由
- 希望する求人の条件
- 転職意欲や時期
- 転職活動への不安や悩み
転職活動を始めたばかりだと、希望する条件など決めれないと思いますが、これだけは譲れないというものだけでも伝えられると紹介される求人の質(希望へのマッチ度)が上がります。
また、事前に職務経歴書を提出するように依頼されたり、アンケートの依頼がくることがあります。
大手の転職エージェントの場合は、しっかり内容をみてくれるところも多いので、きちんと提出しておきましょう。
電話面談に感じるよくある疑問や不安
電話面談を希望すると、やる気がないと思われない?
最初から電話面談を希望すると、転職エージェントを利用したいというやる気が低いと受け止められないか不安に思う人もいるかもしれません。
電話面談を主体にする転職エージェントも増えてきていますし、転職意欲については面談の中で伝えることもできるので、気にしなくて大丈夫です。
電話面談だけでは不安を感じたときは(例えば書類選考が通って面接対策をしてほしいなど)、相談すれば対面での面談をしてもらうこともできます。
電話面談にされるのは、紹介される求人が少ないから?
転職エージェント側から「電話面談で」と言われる場合もありますよね。
「転職エージェント側のやる気が低くて、紹介される求人が少ないのでは・・・」とがっかりしている人もいるかもしれません。(私は、ちょっと思いました)
たしかに、紹介される求人が少ないことはあります。保有している求人が少ない中小の転職エージェントの場合、紹介されなかった(電話面談のあと、求人紹介の連絡がなかった)こともありました。
ですが、あからさまにひどい面談をするところはありませんでした。もし、対応の悪い転職エージェントにあたってしまったら、別のところに切り替えればいいだけです。オフィスまで出向く時間を節約できてよかったと思えばいいのです。
少しでも有意義な時間にするよう、自分でできる準備をしておきましょう。
電話面談でも丁寧に対応してくれた転職エージェント
私が実際に利用してみて、電話面談でも対応がよかった(アドバイスや紹介される求人の数、質がよかった)ところを紹介します。
パソナキャリア
オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門で4年連続(2019年~2022年)総合1位に選ばれています。
転職したい理由や希望を丁寧にヒアリングしてくれて、希望の仕事につくために「職務経歴書では、この経歴をもっとアピールしましょう」と具体的にアドバイスしてもらえました。書類選考がとおると、求人企業に精通した担当者から事前アドバイスがもらえる点も良かったです。
東京、大阪、名古屋、静岡、広島、福岡の6拠点で、平日は10:00~21:00まで、土曜日も10:00~18:00までキャリアカウンセリング(面談)してもらえます。
転職サポートの申し込みはこちらから
転職エージェントのパソナキャリア
リクルートエージェント
大手や知名度のある企業の求人が多く、扱っている業界も広い。さすが業界No1エージェントと言われるだけあるという感じです。
求人数だけでなく、職務経歴書や面接サポートも充実しています。
アドバイスは少し定型的でしたが、転職活動に感じていた不安や疑問には、丁寧に答えてもらえました。
東京(丸の内、立川)、宇都宮、さいたま、千葉、横浜、京都、大阪、神戸、名古屋、静岡、北海道、東北(宮城)、中四国(広島、岡山)、福岡に16拠点あり、その他に海外の拠点もあります。
平日、土日ともに10:00~20:00まで面談してもらえます。
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リクルートエージェント
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